茅原 紘(かやはら ひろし)

 

農学博士
信州大学大学院教授
1941年奈良県生まれ。71年大阪府立大学大学院博士課程修了後、信州大学農学部助手、助教授を経て、88年同大教授となる。2001年、新設の同大学大学院農学研究科機能性食料開発学独立専攻へ移行、現在に至る。中国河北農業大学客員教授も兼務。75〜76年ドイツ国立ミルク化学研究所(キール)客員研究員。95年には文部科学省在外研究員としてオーストラリアへ渡り、先住民が伝統的に利用してきた自然界の食品・医薬品を探る調査を実施。98年より発芽玄米の研究に着手。同年、農林水産省などと共同プロジェクトを組み、その過程で発芽玄米が痴呆の予防に役立つ可能性を見出し、2000年にハワイで開催された「環太平洋国際化学会議」で報告、大反響を得た。その後も機能性食品としての発芽玄米の研究を続ける傍ら、スプラウト食品の機能性解明にも心血を注いでいる。新聞・雑誌・講演などで、21世紀の主食としての発芽玄米の普及にも務めている。『21世紀の食・環境・健康を考える――これからの生物生産科学』共著(共立出版)ほか、著書・論文多数。



(※書籍刊行時の情報です)



著書