暦は、カレンダーと歳時記、ことわざ辞典を足したようなもので、1年365日、生活の知恵がいっぱい詰まった本です。
さらに「占い」を加味した暦が「九星開運暦」、特徴はまさに「運を開く」ことにあります。
「人生は選択の連続である」ともいわれるように、日々の暮らしの中で、仕事や恋愛・友達の人間関係に悩んだり、健康や金銭のこと、家庭のことなどで、進むべき方向性を定めたり、決断をする場面がたくさんあるでしょう。
そんなとき開運暦をめくれば、平成28年の運勢だけでなく、その日の運勢まで読めて、機微をうがった箴言(しんげん)から問題解決のヒントがみつかり、きっとあなたの役に立つことでしょう。
占術家約200名の顔写真入り名鑑も便利です。
はじめに……福田有宵
平成28年、略暦
平成28年、丙申(ひのえさる)二黒土星 年方位図……前田龍徳
平成28年はこうなる
……浅野八郎、富塚崇史、井上陽姿子
九星開運暦とは、暦の基礎知識
1月〜12月の暦
◎
一白水星(いっぱくすいせい)生まれの運勢
二黒土星(じこくどせい)生まれの運勢
三碧木星(さんぺきもくせい)生まれの運勢
四緑木星(しろくもくせい)生まれの運勢
五黄土星(ごおうどせい)生まれの運勢
六白金星(ろっぱくきんせい)生まれの運勢
七赤金星(しちせききんせい)生まれの運勢
八白土星(はっぱくどせい)生まれの運勢
九紫火星(きゅうしかせい)生まれの運勢
◎
コイン占い……福田有宵
姓名判断……福田有宵
人相占い……石本有孚
手相占い……浅野八郎
開運吉方……伊藤璃香
家相の活用法……富塚崇史
西洋占星術……井上陽姿子、フェニックス・ノア、アイラ・アリス
カバラ占い……浅野八郎
タロット占い……エミール・シェラザード(神野さち)
占術家名鑑
家系図の見方
一年の始まりは期待と希望が大きく膨らみます。昨年、戦後七十年が経過して、世の中は大きく変わろうとしています。本協会は創立四十有余年、不惑の年を迎えております。これからも運命学全般の研鑽を積んで、占いの活動を通じて社会のために貢献していきたいと強く念じています。
人間の運命は、人間の意志を超越したところに展開して、運と不運は自分ではどうにも出来ないと言われていますが、現在では開運方法が種々あり、不運を改善する工夫により開運が図れます。
それでは、人生の知恵となる言葉を歴史の中から探ってみましょう。
古い時代から現代まで連綿と続いてきた名言には、万人の知恵があり、英知を備えています。その故事成語の一つが「禍福はあざなえる縄の如し」です。出典は『史記』の南越列伝ですが、人生の禍福は運にあり、運と不運が交互にやってくると、言い得て妙の名言です。
二つ目は、誰にでも知られている有名な「人間万事塞翁が馬」です。出典は前漢時代の思想書『淮南子』の人間訓です。賽の国に住む翁の馬が逃げたが駿馬を連れて帰り、子がその駿馬に乗り落馬して足の骨を折ったので、兵役を免れて命拾いをしたという故事に由来します。これは、幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるか分からないのだから、人の運命ほど分からないものはないと、翁を通じて禍福という問題を問いかけています。
二つの名言に共通するのは、運は変化するものだと指摘していることです。過去から現在、現在から未来へと、時間の推移と共に運気は変化していくわけです。
三つ目の箴言です。開運の方法を示唆しているのは、「運・根・鈍」です。成功するには幸運と根気、そして鈍いくらいの粘り強さの三要素が必要であり、大成への近道は英知を磨き、努力を積み重ねることが大切なのです。
占いの本質は、未来を予測することにあります。その容易ならざることを行うためには、日々研鑽努力して、占法を錬磨していく事が重要になります。
占法による開運方法はそれぞれ特長があり、本暦において専門家が執筆しているので、ご参考になさって下さい。例えば、日常生活に直接応用できる家相、風水、方位を用いる開運吉方は好結果をもたらしてくれます。また、月日の運勢判断を指針にすることも活用法です。
占いの手法は大変に奥深いもので、それぞれの占法で未来のことが分かれば、日常生活に必ず役立つものであると確信しています。