ふりがな・解説つきで読みやすい!「親子で読む近現代史シリーズ」

学校が教えてくれない戦争の真実

日本は本当に「悪い国」だったのか

丸谷 元人 著 2015.12.17 発行
ISBN 978-4-8024-0008-4 C0021 A5並製 168ページ 定価 1512円(本体 1400円)


なぜ日本は戦争を始めたのか ……追いつめられ、自存自衛のために始めた戦争だった
日本は本当にアジアを「侵略」したのか ……なぜ、戦う相手が米英蘭だったのか
日本軍は本当に「悪いこと」をしたのか ……南京大虐殺・従軍慰安婦問題の「真実」
日本はこれだけの「良いこと」をした ……大東亜戦争はアジアの植民地を解放する戦いだった
黙っていることは、相手が正しいと認めること ……敬意を持ち、正々堂々と主張することの大切さ

「はじめに」より

学校が教えてくれない戦争の真実


みなさんは、戦争をどのようなものだと考えていますか? 戦争では、みなさんが住んでいる町が破壊され、家族や友人が殺され、みなさんの住む家が焼かれてしまうこともあります。今この瞬間も、世界のいくつかの国では悲惨な戦争が行われています。
世の中のほとんどの人は、戦争をしたいとは思っていないのに、なぜ戦争は起きてしまうのでしょうか?
戦争が良くないことであるのは当然ですが、その一方で、人類の歴史が戦争の歴史であったことも、また事実です。つまり、平和を望むのであれば、まずは戦争のことを、きっちりと知らなければなりません。
昭和16年12月8日、日本はアメリカとイギリスに対して宣戦布告をし、「大東亜戦争」という大きな戦争を開始しました。そして、その三年八カ月後の昭和20年8月15日に「ポツダム宣言」を受諾することで敗北しました。その後、アメリカによる占領期間を経て、多くの日本人は「この戦争で日本が多くの犯罪を犯し、アジア諸国に迷惑をかけた」と教えられるようになり、戦争の呼び名も「大東亜戦争」から「太平洋戦争」へと言い換えるように指導されてきました。
それを日本人に教え込んだのはアメリカ占領軍(GHQ)ですが、戦後の日本人は、その指導を無批判に受け入れ、その結果として今日、私たちと先祖をつなぐ、大切な精神性までもが蝕まれつつあります。
しかし私たちは、もうそろそろ、かつての私たちの父や祖父、曾祖父たちが何を考えてあの大東亜戦争を開始し、そこで斃れていったのかを真剣に知ろうとする必要があります。
日本がアジアに軍を進めたのは、単に、威張りくさっていた当時の日本人が、アジア人をいじめ、アジアを支配するために行ったものではなく、また、アメリカが日本の都市を無差別に空襲し、広島と長崎に原爆を落として婦女子を含む数十万人の日本人を焼き殺したのも、そんな「悪い」日本の侵略を止めるために、仕方なくやったのではない、ということです。
大東亜戦争では、もちろん日本も、多くの過ちを犯したのは事実ですし、それらはきちんと認めて、反省すべきことは反省しなければなりません。しかしそれでも、今日でもアメリカが二発の原爆投下を「正しかった」と言い張り、日本の戦争はすべて悪であったかのように言われると、「冗談ではない」と言いたくなりますし、実際に多くの外国人に対して、私自身もそんな主張をしてきました。こんなことを言うと、最初は多くの人が、こちらを奇妙な目で見つめ、反論してくるのですが、しかしできるだけ冷静に、また、順を追って話をすると、やがて彼らも、日本の「立場」とか「正義」というものを、徐々に理解してくれるようになります。
本書は、中学生から幼稚園児までの、四人の子供を持つ一人の親として、これからの日本を支え、また、世界の平和と発展のために働こうと考える、夢多き若者に向けて書いたものであり、決して「日本が100パーセント正しい」とするための本ではありません。
一人でも多くの若者や子供たちがこの本を読み、今日の自分は先人たちの努力と犠牲の上に成り立っているという厳然たる事実や、かつての日本が世界にどんな影響を与えたのか、ということを知り、その上で、この素晴らしい日本という国をしっかりと守りながら、諸外国の人々と本物の友好関係を結ぼうと思ってくれるのであれば、こんなに嬉しいことはありません。


内容紹介動画

目次


はじめに

第一章 なぜ日本は戦争を始めたのか
 「イジメ」と「ケンカ」と「挑発」
 世界を奴隷化していた白人諸国
 生きるか死ぬかの選択
 アメリカの策略に気づかなかった日本
 「東京裁判」=いじめっ子たちの「リンチ」
 事後法まで適用して日本を断罪
 東京裁判に対する弁護人たちの指摘
 東京裁判唯一の国際法専門家・パール判事
 インド独立の英雄チャンドラ・ボース
 パール判事の影響を受けたレーリンク判事

第二章 なぜアジアの人々ではなく、西欧の国々と戦ったのか
 現代の「ものさし」で過去のことは計れない
 欧米植民地主義の凄まじい実態
 大東亜戦争は「アジア解放の戦い」だった
 日本の勝利に驚喜したアジアの人々
 日本のために祈ってくれたイスラム圏の人々
 大の親日国・パプアニューギニア
 東南アジアやインドの親日
 インドネシア独立のために戦った元日本兵たち

第三章 日本は本当に「悪いこと」をしたのか
 日本人にも過ちはあった
 戦争プロパガンダとは何か
 日本の戦争プロパガンダは精神論?
 戦後日本人の意識を変えたGHQの強力な洗脳工作

第四章 日本による戦争犯罪の真実
 日本の歴史教科書が教える「南京大虐殺」
 荒唐無稽な虐殺話
 従軍慰安婦問題の真実
 年収数千万円を得ていた「奴隷」?
 日本軍による捕虜虐待の真実
 日本軍による人肉食の真実
 日本「だけ」が悪いことをしたのか
 凄まじかった連合国軍の捕虜虐待

第五章 靖国と戦犯と同志たち
 靖国神社の何が問題なのか
 今でも邪魔者扱いされるA級戦犯
 罪人を永久に許さない思想
 遺骨収容はなぜ大切なのか
 日本のために戦ってくれた仲間たちを忘れない
 忠実で精強だった台湾・高砂義勇隊

第六章 物事の本質を見抜き、しっかりと主張する
 正しく主張することの大切さ
 今も戦争プロパガンダに振り回される人々
 巧妙に置かれた日本とアジアを分断するための布石

おわりに


「おわりに」より


終戦後の1946年、インド独立のためにインド国民軍と一緒に戦った日本陸軍「F機関」の藤原岩市元少佐が、インドの首都デリーの軍事裁判に、参考人として呼ばれました。
その時のインド側の代表であるグラバイ・デサイ博士は、藤原氏に対して以下のような言葉を述べています。
「このたびの日本の敗戦は、まことに痛ましく、心から同情いたします。しかし、一度負けたからといって、失望する必要はありません。特に、優秀な日本の国民たちにとっては。
私は、日本が極めて近い将来に、必ず、アジアの大国として再び復興し、繁栄することを信じて疑いません。
インドは程なく独立します。その独立のきっかけを与えたのは日本です。インドの独立は、日本のおかげで30年早まりました。これはインドだけではなく、インドネシア、ベトナムを始めとする東南アジア諸民族すべてに共通しています。インド四億の国民は、深くこれを心に刻んでいます。インド国民は、日本の国民の復興にあらゆる協力を惜しまないでしょう。他のアジア諸民族も同様と信じています」
なんとありがたく、温もりのある言葉でしょうか。当時、アジアの多くの人が、似たような感情を日本国民に寄せてくれていたということは、この本の中でも、たくさん紹介してきました。マレーシアのマハティール元首相は「ルック・イースト(東にある日本を見習おう)」という政策を、パプアニューギニアのマイケル・ソマレ首相らは「ルック・ノース(北にある日本を見習おう)」という政策を推進しましたが、それらの視線の先には、有色人種を解放するために戦い、国土の大半を焦土とされたにも関わらず、再び不死鳥のように復活した、「アジアのリーダー・ニッポン」の姿がありました。
しかし今日の日本は、歴史の真実を知る多くのアジアの知識層からは、さぞ失望されているに違いありません。なぜなら、戦後生まれの私たち日本人自身がGHQの洗脳工作に呑まれてしまい、あの大東亜戦争を単なる「悪行」と捉え、その意義を知ろうとすることをずっと避け、金儲けのために諸外国にペコペコと頭を下げ、あるいは歴史的な無知を「恥」とさえ思わなくなったからです。
1995年に出された、当時の村山首相による、いわゆる「村山談話」では、日本が「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大なる損害と苦痛を与えた」ということが語られ、「痛切な反省の意」と「心からのお詫びの気持ち」が表明されました。この談話は、確かにアメリカを始めとする欧米諸国や、中国、韓国などを喜ばせ、また、戦後のGHQによる洗脳を丸ごと受け入れた一部の日本人を満足させました。
しかし、インドネシアのある陸軍中将は、こんな村山談話を聞いて、「村山さんは、欧米の植民地主義を攻撃すべきであった。日本がたった一度の敗戦で大切な目的を忘れてしまったのは残念だ」と述べましたし、マレーシアのガザリー・シャフェー元外相は、「私は威張る人も、ペコペコする人も嫌いです。日本はもっと大きくアジアに目を開いてください」と言い、「日本はかつてアジアに対して責任を感じ、そのために、戦争であれだけの犠牲を払ったのです。この尊い戦争の遺産を否定することは、車のバックミラーばかり見ているようなものです。自動車は、前を見て運転しなければ、進路を間違えますよ」という忠告をしてくださっています。
かつての日本には、「真のリーダー」と呼ばれる人たちがいました。いざという時には自分の身を犠牲にしてでも他を助けようとする覚悟を持った人たちです。しかし今、周りを見回してみても、なかなかそれだけの人物を見つけることは難しくなっています。
では、今の日本には、もう「真のリーダー」はいないのでしょうか。いや、私は、まだまだいると思っています。しかも、皆さんのすぐそばにいるのです。「まさか、そんな人いないよ」と思うかもしれません。しかし、確かにリーダーはいます。それはなにも、できもしないことを大声で約束したり、天下国家のことを、さも良く知っているかのように語ったりする人のことではありません。私が言う「近くにいるリーダー」とは、「あなた自身」のことなのです。
もしあなたが、今日この本を読んだ今から、「ちっぽけな自分かもしれないが、それでも日本という国のため、社会のため、そして世界の人々の幸福のために、自分にできることを、これから少しずつやっていこう」と決意し、実行し始めたなら、その瞬間、あなた自身が「真のリーダー」となるでしょう。
この本を手に取ったあなたは、普段は真面目に学び、あるいは働き、時に力を抜いて大いに遊び、社会のことを知ろうとして書物を読み、よく考え、正しい批判精神を持ち、かつ異文化や他者のことを理解しようと努力する人であるはずです。
あなたには、欧米による植民地主義と真正面から戦い、結果的にアジアやアフリカ諸国に独立をもたらした、偉大な先祖の血が流れています。人種による差別を憎み、アジア解放のために戦おうとした、偉大な先祖のDNAです。
自らは戦に負けはしたものの、ついにその理想を実現させた父や祖父、曾祖父たちのそんな生き様を、今こそ思い出してください。そうすれば、どこかの国を特別に敵視し、排他的な言葉を吐く必要もなく、ただひたすら満ち足りた誇りを胸に抱き、堂々とした行動ができるはずです。
日本という国や社会のために、老人や障害者、幼い子供たちのことを思い、他国で起きている戦争や事件に心を痛めてください。
そして、それらを少しでも改善し、また、そんな害がこの国にやって来ないように考え、災害の時には助け合い、いざという時、皆が苦しんでいる時にこそ、他の人たちを守るためにこの自分が自らの危険を顧みずに立ち上がるのだという考えを持てば、あなたはその瞬間から、偉大な人物となることでしょう。
その姿こそが、この世で最も尊く、美しく、かつ強いリーダーの姿であり、また私たちの多くが忘れてしまった、本当の日本人の姿であると、私は信じています。


 

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