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■ ハート出版の教育書 


新「困った子」ほどすばらしい

ベテラン・ママさんカウンセラー とっておきの+50の知恵


親子がうまくいく〈簡単〉魔法のテクニック
ついに待望の第2弾! 内容さらに充実。
「引きこもり」「反発」「無視」する子に、
親はどう対処したらいいのか
子どもの暴力にどう対応するか……
すぐに役立つ「快話」方法で、家族が、家庭が、
びっくりするほど変わります。

不幸な事件が多発する現代
――だれもが無縁ではない。
人間関係の根幹である家族関係を見直し、
再出発できる本。子の沈黙を
「快話」に変えるテクニック。

秋田県よい本をすすめる会特選図書



池田佳世 著 2007.10.31 発行  

ISBN 9784892955570 C0037 四六並製・256頁・定価 1650円(本体 1500円)

 

まえがき

困った子

『「困った子」ほどすばらしい』を出版して、多くの親に子どもへの対応を実行していただきました。親御さんにこの本を読んでいただくと、まず最初に親が変わり、次に子どもが変わっていきます。不登校、引きこもりに改善が見られます。この本をいつも手元に置いてもらって、本の中に記載されている「知恵袋50」で対応すると、家庭が安心できる場になり、子どもは元気になります。でも、やがて親はそれが当たり前になり、以前のような親の態度に戻ることもあります。そうすると、子どもは再び、不登校や引きこもりといった状況に陥ることになります。
 当然のことですが、子どもも親も毎年、歳をとります。中学生だった我が子が、高校生となり、大学、あるいは就職の年齢となります。子どもも親もそれなりに焦ります。
 今回の『新「困った子」ほどすばらしい』は、そうした両者の加齢も考えて作りました。
『新「困った子」ほどすばらしい』を読んで実行していただくと、まず家庭が安心の場に変化します。子どもにとっては、居心地のいい家庭になり、外に出てみようという気になります。前回の本でもそうでしたが、今回の本も、大切なのは、まず親が変わること、親が行動を起こすことです。子どもは自分一人の力では、不登校、引きこもりから立ち直ることは難しいのです。不登校や引きこもりは、子どもの問題でもあり、親の問題でもあるのです。
 今回は、親が実際に実践して、子どもが元気になった過程・プロセスをご紹介します。多くの事例を挙げていますので、我が子と似ている点を探して、参考にしていただければと思います。また、親として不足している部分にも気づいてほしいと思います。
 手っ取り早く、子どもを宿泊施設に預けてしまう親もいます。短期間はそれでも通用するかもしれませんが、数年もすると「リバウンド」で、ひどくなってしまうこともあります。これは親にとっても、子にとっても相当なダメージとなります。
 親がどう介在すれば快復が可能となるのか、それが大切です。
 この本は、不登校、引きこもりからの快復実践のなかで得た貴重な記録集といっても過言ではありません。私たちはこれまで、まだ不登校が社会問題になっていないころから、引きこもりという言葉さえなかったころから、子どもたち、あるいは青年たちの快復のお手伝いをしてきました。そして、その間、社会も、親も、そして子どもたちも変化してきました。不登校や引きこもりに対する考え方、とらえ方も変わってきました。それは、快復の実践のなかで強く感じることです。
 しかし、快復の手がかりは、親が我が子の歩みにいかに気づくか、そして親がいかに変化していくかです。
 不登校や引きこもりの子に、親は困ります。でも、子どものほうがもっと困っているのです。親に変わってほしい、気づいてほしいと願っているものです。
 どうぞ、この本を読んで変わってください。そして、気づいていただければと思います。

 

目 次


まえがき

  1章 本当に治るんですかっ!
      父親の涙
      快復への道のり――ある父親の行動
      子は「ごねて」成長し、親は「ごねられて」成長する
      親の役目と繭ごもり
      カウンセリングが必要なのは親のほう?
      子を勘当する親
      引きこもり世代と我慢世代
      引きこもり、不登校の構造はシンプル
      ちゃんと向き合っていますか?
      父親はデリケートで怖がり屋!
      子どもは意外と鋭い
      みな、あるがままに

  2章 不登校からの再出発
      山あり谷あり、迷いありの訪問カウンセリング
      カウンセラー日記@ 自立するときにしつけは不要
      カウンセラー日記A 子の歩みに合わせる
      カウンセラー日記B 好きなことできっかけづくり
      カウンセラー日記C 小さな変化が親と子を変えていく
      カウンセラー日記D 何も言わないのも援助
      カウンセラー日記E 親の本気が伝わる

  3章 快復の原則
      引きこもりからの快復3つの作戦
      快復過程@〜K
       @/否定的関心から脱出。子どもへの無条件の肯定的関心に変わる
       A/家庭内での引きこもり脱却、声かけ、快話
       B/自己表現能力アップが聴く能力アップに
       C/本音の表現がはじまる――抱えているものの解放
       D/人との関わりを始める――人間関係発達の遅れ
       E/他人とのかかわりの工夫――親も一緒に考えよう
       F/コミュニケーションの旅――親のフォロー
       G/「居場所」の使い方
       H/他人の飯を食う
       I/アルバイト先での人間関係の展開
       J/恋愛感情の入り口
       K/親の成長と変化なくして、子の成長と変化はない

  4章 子どもはこう思っている
      引きこもりという時間を振り返って
      引きこもりというMATRIX(マトリックス)
      鍵の掛け違いが事の始まり
      六日町で倒れてみて
      ノスカムレキアッジェイの夢
      コンプレックス
      目に見えないサイン

  5章 心がはずむ快話のコツ・50
      快話と不快話
   T/会話のない家族の場合の快話例
      1の知恵・子どもの気配を感じよう
      2の知恵・沈黙も「快話」
      3の知恵・「なぜ」との質問は避けましょう
      4の知恵・ご用があれば伺います
      5の知恵・子どもの三ミリ後ろを歩く
   U/快話が家族で復活したとき
      6の知恵・まずは相手の言葉を句切って考え、答えなくて応える
      7の知恵・自分の感情をコントロールしよう
      8の知恵・否定の話も肯定することで一つぬける
      9の知恵・返事を催促せず、了解と解釈しましょう
      10の知恵・「これからどうする」を聞きたくても、子どもが言い出すまで待つ
      11の知恵・嫌な気持ちを思いだしたら……。出してあげるチャンスです
      12の知恵・子の親への暴言は、イエス・ノーで答えられる質問で対応
      13の知恵・子どもの気分のととのえ方
      14の知恵・親は家族で快話の練習をしよう
      15の知恵・お金の欲求には先回りして考えない
      16の知恵・コミュニケーションは食事から
      17の知恵・不安な子への声かけに、親は表情を顔に出さない
      18の知恵・進歩していることを親が実感すると、子どもも成長する
      19の知恵・上手な気分転換を
      20の知恵・こだわりは、わかってほしいから
      21の知恵・アルバイトに出る子への励ます一言は、心に刺さる針となる
   V/暴力、暴言、まとわりつき       22の知恵・知らんふりで受け流す
      23の知恵・時間、距離をあける
      24の知恵・最後に逃げる
      25の知恵・暴力が起こるきっかけを見つける
   W/回復の兆し
      26の知恵・そろそろ外に出たくなったら悩みが多くなる
      27の知恵・返事がないときはイエスと解釈して事を進めましょう
      28の知恵・きたない自分の部屋の片付けは……
      29の知恵・「金をくれ」について
      30の知恵・夜の散歩、行ってらっしゃい
      31の知恵・どこへ行くかは子どもが決める
      32の知恵・口調は命令形でも心では「お願い」です
      33の知恵・体型が悪いのは親のせいにしましょう
      34の知恵・アルバイトの準備はまず家の中から
   X/他人と出合う
      35の知恵・親の焦りが子を焦らせる
      36の知恵・家を出て、外でブラブラ
      37の知恵・いつでもやめられるアルバイトから
      38の知恵・頑張らないことも大切
      39の知恵・さっさと、こんなバイトやめよう
      40の知恵・甘えられるのも能力の一つ
      41の知恵・親は挨拶のレパートリーを何通り言えますか
      42の知恵・アルバイトに行ったら、ひたすら聴くことにしましょう
      43の知恵・もの言わぬは腹ふくるる
      44の知恵・快話ノートで記録する
   Y/自己実現に向けて
      45の知恵・自分(親)が万引きしたら誰に引き取りに来てもらいますか
      46の知恵・まず夫(妻)に気をつかいましょう
      47の知恵・進んで「変化」してみよう
      48の知恵・仕事をしないのは未来がよくないから。男子の場合・女子の場合
      49の知恵・恋の病は、相手がいればこそ
      50の知恵・快話を家族で

      後書きにかえて

 

著者紹介

 池田 佳世(いけだ かよ) 

 

昭和13年東京生まれ。学習院大学文学部哲学科(心理)卒業。 米国バーミンガム私立相談所にて研修。 現在、KHJひきこもり親の会、東京「楽の会」代表世話人、 SCSカウンセリング研究所主催。臨床心理士、日本フォーカシング協会会員。私立中高スクールカウンセラー。 主な著書『「困った子」ほどすばらしい』(ハート出版)

 

 

読者の声

 

 

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