福島民友 2005.05.29

聴導犬、日本での生活は

「わたしは心を伝える犬」(ゆんみ著)

 生まれながらに音が聞こえない著者は、米国の大学院に入学し、サンフランシスコで新しい生活を始めた。気に入った子犬を聴導犬に育てていっしょに暮らそうと考える。
 耳の聞こえない著者とサミーと名付けた愛犬との会話は「手話」。心が通じ合っていなければならない。
 そのサミーが日本にやってくる。日本での生活が始まるが、聴導犬や犬に対する事情は米国とは異なることに気づく。日本人も日本の社会も理解が不足しているのだ。

(福島民友2005年5月29日)

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