秋田魁新報2006年12月24日

移植手術 なぜ外国で

 

 井辺美摘さんは和歌山県の小学三年生です。二年前、重い心臓病であることが分かりました。助かるには、心臓を取り換える心臓移植をするしかありません。美摘さんは、ドイツで手術を受けることになりました。
 秋田市の中学生、雲雀英行君も今年二月、アメリカで心臓移植手術を受け、大きな話題になりましたね。
 外国で手術を受けるには、たくさんのお金がかかって大変です。それなのに、どうして日本では手術ができないのでしょう。心臓移植の必要な子どもやその周りの人たちは果たしてどんな気持ちになるのか、美摘さんが元気になるまでを描いた「いのちの鼓動が聞こえる」を読むと分かります。
 この本の作者は秋田県出身の池田まき子さんです。


秋田魁新報2006年12月24日

 


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