デリク・クラーク(Derek Clarke)

 

derek-clarke derek-clarke 1921年8月生まれ。イングランド出身。セイクレッド・ハート・カレッジに進学。
子供の頃からキプリングの冒険小説に憧れ、世界中を冒険したくて英陸軍に入隊。シンガポール陥落後、日本軍の捕虜となる。絵が得意なクラークは、プロパガンダ要員として東京の大森捕虜収容所に送られるも採用されず、品川区の勝島、江東区の小名木川駅、南千住の隅田川駅、そして港区の日の出埠頭や芝浦埠頭で労働する日々を過ごした。本書では収容所、作業現場、そして空襲の体験を克明かつ正確に綴っている。
戦後は、オックスフォードシャー州テームにアトリエを構え、そこで妻ジョアンと暮らしながら、プロのアーティストとして活躍。ビール会社サミエル・スミスが経営するパブの看板デザインなどを担当した。2000年12月に79歳で他界。


(※書籍刊行時の情報です)



著書