奥本 實(おくもと みのる)

 

奥本 實 大正9(1920)年10月、奈良県天理市櫟本町に生まれる。
奈良県立奈良中学四年生のとき、陸軍士官学校へ入学という秀才。
昭和16(1941)年10月中尉に昇進後、陸軍挺進練習部付、挺進第二連隊(第一挺進団所属)となり、スマトラ島パレンバン落下傘降下挺進作戦に挺進第二連隊第四中隊の第三小隊長として参戦。
この作戦で最高殊勲をたて、生存者で初めての殊勲甲の武勲に輝く。
昭和18(1943)年2月19日、天皇陛下に単独拝謁を賜る(昭和天皇実録にも掲載)。
以後、ニューギニア挺進作戦、北部スマトラ反抗作戦にも参加。
陸軍197連隊(静岡での本土防衛軍)で陸軍大尉として終戦を迎える。
平成23(2011)年7月90歳で逝去(戒名:功勲院義奉忠烈居士)。

(※書籍刊行時の情報です)

奥本 實陸軍少尉
北支にて中国人の子供たちに慕われる奥本實少尉


奥本 實陸軍大尉
パレンバン攻略について講演する奥本中尉(福岡)