ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ(Yoko Kawashima Watkins)

 

1933(昭和8)年、青森で生まれる。生後六か月で南満州鉄道(満鉄)に勤務する父に連れられ、家族で朝鮮北部の羅南(現在の北朝鮮・咸鏡北道清津市)に移住。1945(昭和20)年、敗戦の間際に母、姉とともに羅南を脱出、朝鮮半島を縦断する決死の体験を経て、日本へと引き揚げた。帰国後、京都市内の女学校に入学。働きながら学問に励み卒業すると、大学の夜間部で英文学を学ぶ。卒業後、米軍基地で通訳として勤務していたが、結婚し渡米。アメリカの子供たちに日本文化を伝える活動をしていた。1986(昭和61)年に自身の体験を描いた初の著書である『So Far from the Bamboo Grove』を刊行。米国教育課程の副読本として採用され、多くの子供たちに親しまれている。2013(平成25)年には『竹林はるか遠く』(ハート出版)として邦訳刊行された。
1994(平成6)年、続編である本書『My Brother, My Sister, and I』を刊行。
現在も、講演活動などで全米だけでなく世界各国をめぐる多忙な日々を送っている。



(※書籍刊行時の情報です)



著書