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■　Spiritual Book　■

スピリチュアルヒーリング

「気づき」であなたは癒される

スピリチュアルヒーリング研究所主宰　三沢栄高　著　2004.12.14　発行

ISBN 4-89295-505-1 C0011　四六並製・223頁・定価 1430円（本体 1300円）

あなたはなぜ癒されたいのか…

あなたの悩み、苦しみ、病には深い意味が隠されています。
そのことにまず気づいてください。
癒しの世界はスピリチュアルな気づきが開くのです。

世の中に偶然は存在しない。すべて必然である。
病は神からの「プレゼント」であることもあるのだ。
あなたに気づかせるために、あなたの魂の成長のために、
あるいは、あなたの人生を豊かに、実りあるものにするために。
感謝して、今日から歩もう。
あなたの背後で、いつも見守り、導いているガーディアン・スピリットも、
それを切に願っているのだ。

本書を推薦します
　　――江原啓之

　みなさんは、スピリチュアルヒーラーという言葉をご存じだと思います。
　スピリチュアルヒーラーの仕事は、病気を治し、心を癒すことですが、もうひとつ、とても大切なことがあります。それは、身体の内側から訴えかけてくる心と魂の声を聞き、みなさんにお伝えすることです。
　なぜ、そのことがとても大切なのか――。それはこの本を読んでいただければご理解いただけると思いますが、ポイントは次の点です。
　人生の苦しみや悩みはだれもが体験しますが、その対応と解釈を間違ってしまうと、病の原因になってしまうのです。なぜ病に陥ったのか？　その理由を医学的視点からではなく、霊的視点から守護霊より伝えてもらうのです。それが本文中でふれることになる「身体の内側から訴えかけてくる心と魂の声」です。
　スピリチュアルヒーリングとは、霊界の人たち（守護霊や指導霊／ガーディアンスピリット）が、わたしたちが生きているこの物質世界で、援助と癒しを行なうことです。
　みなさんは、肉体と精神を蝕む病気を、忌み嫌うものと考えますか？　それとも、霊的目覚めのチャンスであると、考えますか？
　守護霊は、あなたが「なぜ病気になったのか」をわかっており、みなさんに病苦の意味を伝えようと思っています。そして、人間は肉体だけではなく神の属性を有しているからこそ、越えられない試練はないと、勇気づけようと思っています。
　大切なことは、病気を治すことよりも、「なぜ、そうなったのか」その意味を知り、人生をより充実したものにしていくことです。病気は、その過程のなかで自然と癒され、回復していくものです。
　薬もメスも使わないスピリチュアルヒーリングを「夢の治療」と形容する方がいます。
　でも、病気を治すのが守護霊や高級霊の主目的ではありません。
　ですから、あえて「病気を治さない」こともあるのです。病気をとおして、その本人が何を悟るのか、何を得るのか……それを守護霊や高級霊はみているのです。
　病気を治すことで悟りがおくれるようなことになるのなら、守護霊や高級霊は治療を拒否するでしょう。
　ひと言でいうなら、あなたの霊性を高めるために、いまの病苦、困難はあるのです。
　スピリチュアルヒーラーの役目は、守護霊や高級霊の願いがなんであるかを、みなさんにお伝えし、みなさんの霊性が高まることをお手伝いすることです。病気を治す、癒すということは、そのための「付属」なのです。
　しばしば、守護霊や高級霊のあなたへのメッセージは、あなたの生き方の間違いをズバリと指摘することがあります。ふれてほしくないことに、ふれることがあります。しかし、だからといって、守護霊を否定しないでください。あなたにとって耳の痛いメッセージを伝えるのも、あなたを心配し、見守っている守護霊だからこそです。
　守護霊のアドバイスに素直に耳をかたむけ、心を開いたとき、あなたは劇的に人生を変えることができるでしょう。病苦の意味を知り、そこから大きな神のご意志を悟ることもできるでしょう。
　そのとき、あなたの病苦は癒され、神の愛に包まれていることに気がつくでしょう。
　もう一度いいます。
　スピリチュアルヒーラーの仕事は、病気を治したり癒したりすることが主なものではありません。
　あなたを見守り、導いている守護霊や高級霊のあなたへのメッセージを伝え、あなたがより高い霊性を得ることをお手伝いすることなのです。

　思いどおりにいかない人生を、どのように受け取り、どのように考えるかによって、人生そのものが変わってきます。その結果、生きることに対し否定的思考になるか、肯定的思考になるかは、あなた自身の選択に任せられています。
「自我の人生」「魂が学ぶための人生」――この二つの人生が絡み合い、喜怒哀楽を味わいながら生きていかなければならないのです。
　自我の癒しと、魂の癒しの違いは、あなたに「気づき」を啓発するか、それとも単に肉体を中心とした癒しであるかなのです。
　スピリチュアルヒーリングは、魂の世界からの援助を求める治療です。
　あなたの自我の叫びも、魂の叫びも瞬時に聞き分け、必要な援助はしてもらえるでしょうが、人生の目的は経験を通して魂を進化させ、向上させることです。
　この世を生きた証は、どれくらい魂を進化させ、向上させたかです。このことを知っていてください。
　スピリチュアリズムは、ご利益や商売繁盛のためにあるわけではありません。人生の苦悩のほんとうの意味、人生の意味、なぜ人は肉体をもって生まれたのか、人はどう生きるのかを理解するためにあるのです。
　　　　＊　　　　　　　*
　そのような意味で、大変な病気とたたかっている人たちと向かい合っているヒーラーや霊媒は、霊界と人生の仕組みをお伝えする義務があると確信しています。この本が、そのために少しでもお役に立てればと思います。

はじめに
プロローグ

１章　魂が病むと肉体も病む
　　　　スピリチュアル・ヒーリングとは
　　　　ガーディアン・スピリット（守護霊）とは
　　　　守護霊はあなたの人生のキーマスター
　　　　憑依する霊
　　　　超感覚能力（霊媒について）
　　　　【霊能力者】
　　　　【幽能力者】

２章　三次元世界の仕組み
　　　　第一の次元……物質世界
　　　　　　　　　育てることを忘れた現代人
　　　　第二の次元……精神世界
　　　　第三の次元……霊的世界

３章　人の生、老、病、死には意味がある
　　　　第一の苦……生まれる
　　　　第二の苦……老いる
　　　　第三の苦……病気――患う
　　　　第四の苦……死

４章　気づきには「癒す」力がある
　　　　遠隔ヒーリング
　　　　■親の気づきが子どもに影響
　　　　■希望をもつことで肺がきれいに
　　　　■感謝の気づきがガンを消す
　　　　■人生の楽しみに気づいて発作がなくなる
　　　　■焦りから満足へ。冠動脈が動きだす
　　　　■自分の欲に気づき心を開いて症状が軽くなる
　　　　■親のストレスが子の病に
　　　　■なぜ病気になったのかを気づき腫瘍が消える
　　　　■はやい気づきが劇的に波動をよくする
　　　　■病気が神さまからのプレゼントと気づき
　　　　■人生をふり返って気づいた病の意味
　　　　■悩んで気づいた思いやりの心
　　　　■自分を見守る存在に気づいて消えた痛み
　　　　■治療する霊医の姿が見えた
　　　　■自分の可能性に気づいて妊娠
　　　　■自分を許すことに気づき過食症から脱却
　　　　■他に原因を押しつけ、不眠から流産
　　　　■守られていることに気づき、結婚
　　　　■怒りの感情が内臓疾患に
　　　　■治療を通して人生の意義を悟る
　　　　■感謝の思いが念願の妊娠に
　　　　■わが子の死を通して、魂のテーマを知る

終わりに

■　三沢栄高（みさわ・えいこう）　■

1948年東京都練馬区生まれ。青山学院大学卒業。大学在学中に診療所経営をはじめ、多くの事業を展開。30代、霊性に目覚め、すべての事業を清算し、スピリチュアルヒーリングに専念、ヒーラーとなる。これまで多くの人々の心霊相談に応じ、近代医学では完治できない病の原因を、スピリチュアルな視点で解明・解決している。理学博士。僧侶。スピリチュアルヒーリング研究所主宰。