平成31年九星開運暦

創刊45年!開運の扉を開く便利帳

日本占術協会 編  2018.08.15 発行
ISBN 978-4-8024-0062-6 C0076 四六並製 240ページ 定価 1100円(本体 1000円)

開運暦・内容紹介

九星開運暦


恵方は東北東、運命数は3、祐気取りと好運日もすぐ分かる
切り取って使える方位盤、占術家名鑑付

暦は、カレンダーと歳時記、ことわざ辞典を足したようなもので、1年365日、生活の知恵がいっぱい詰まった本です。
さらに「占い」を加味した暦が「九星開運暦」、特徴はまさに「運を開く」ことにあります。
「人生は選択の連続である」ともいわれるように、日々の暮らしの中で、仕事や恋愛・友達の人間関係に悩んだり、健康や金銭のこと、家庭のことなどで、進むべき方向性を定めたり、決断をする場面がたくさんあるでしょう。
そんなとき開運暦をめくれば、平成30年の運勢だけでなく、その日の運勢まで読めて、機微をうがった箴言(しんげん)から問題解決のヒントがみつかり、きっとあなたの役に立つことでしょう。
占術家約200名の顔写真入り名鑑も便利です。


2019年はこうなる
・外交面は比較的穏やか
・経済の政治事件で失態
・極端気象で農業に打撃
・冒険とテーマ旅に注目
・9月10月の大地震警戒

目次

はじめに……福田有宵
平成31年、略暦
平成31年、己亥(つちのと・い)八白土星 年方位図……前田龍徳
平成31年はこうなる
  ……浅野八郎、富塚崇史、エミール・シェラザード(神野さち)
九星開運暦とは、暦の基礎知識
暦の読み方……佐藤宗
1月〜12月の暦
    ◎
一白水星(いっぱくすいせい)生まれの運勢
二黒土星(じこくどせい)生まれの運勢
三碧木星(さんぺきもくせい)生まれの運勢
四緑木星(しろくもくせい)生まれの運勢
五黄土星(ごおうどせい)生まれの運勢
六白金星(ろっぱくきんせい)生まれの運勢
七赤金星(しちせききんせい)生まれの運勢
八白土星(はっぱくどせい)生まれの運勢
九紫火星(きゅうしかせい)生まれの運勢
    ◎
開運吉方……伊藤璃香
易で見るコイン占い……福田有宵
手相占い……浅野八郎
人相占い……佐藤宗
姓名判断……栗原里央子
家相の活用法……富塚崇史
西洋占星術……井上陽姿子、アイラ・アリス
カバラ占い……浅野八郎
タロット占い……ステラ・ボンボヤージュ
占術家名鑑


暦は運を開く便利帳 福田有宵

 古い本ですが『三世相雑書』という一冊の暦があります。江戸時代の嘉永の頃に出されたもので、序文に次のような心意気が書かれています。
 三世相雑書の世に行きわたるや、古今拾穂抄をはじめ、すでに年の幾しきを知る。唐の書の中より、世の為になれる事を抜萃し、天となり地となる理があるが、その中間に行き交う、人の身の上禍福吉凶、暦の註解、人相手紋宅相、衣服の裁縫、すべて陰陽道の事といえば、是を洩らさず書記し、妙薬又は奇しき秘術の世に益あるをかい集め、日用の飲食の用意に至るまで、落もなく廣く集録したよし。小形ながらも國寶大雑書萬寶選となづけ、世におほやけになし侍りぬ——(後略)。
 こんなような文句が雑書に書いてあるのは、なかなか自信に溢れ自慢めいて、人の運命が暦一冊でわかるという、たいへん宣伝上手ですね。
 さて、今も昔も暦といえば年中行事を知ることでしょう。気候の二十四節気や雑節などの説明、世間の仕来りや祭事、神仏参り、礼儀作法などが網羅されており、日常生活の便利帳でもあるのです。
 本書『九星開運暦』は今年の新企画として「暦の読み方」を載せました。暦の中から役立つものを取り出すには、暦柱といわれる上段の十干・十二支、中段の六曜・十二直・二十八宿から、最良の条件を持つ日取りを調べてあります。最良の日取りは、幸運の密度が高い日であるので、縁起が良いのです。
 古くから雑書の一部には御籤が載っていて、「御籤判断心得之事」と名づけられていました。
 初めに此百番の御のうらないは、五言四句をもって吉凶禍福をしめすに悪く諭をあげたり。其辞は短きに似たれども、其意は万事にわたりて字々句々意味深長にして、一朝一夕に説尽しがたし。——(中略)——されば宝籤は吉凶禍福を、仏菩薩の告玉うところなれば、凶にあはば深く諸事をつつしみて、時節運気のひらくのをまち、吉にあはばますます身をつつしみ、福の久しきを祈るべきなり——。
 なるほどと思う心得を表しています。本書の「めくっておみくじ」も、第一番の大吉〜第百番の凶で終わるわけですが、一行一文と簡単ですが味わい深く、日々に生かす糧となることでしょう。一般の神社やお寺のおみくじと同じで、一人占いができるので読者の評判が良いようです。
 現代のおみくじの原点は、平安中期の天台宗第十八代座主・良源(没後に慈恵大師、通称・元三大師)の「元三大師百籤」といわれています。滋賀県長浜市に良源が創建した玉泉寺は現在、ご住職の吉田慈敬師が承継されて、御籤学に豊かな見識と権威を有して普及に努めておられます。
 本書の九星開運暦は、さまざまな開運方法についてわかりやすく、現実に実践できるものを多く載せています。たとえば「開運吉方」というのは、幸運・上昇運・好機の気を取ることで、その方位を述べています。毎日の生活を平穏に無事に願うとき「家相開運法」の中に指針があり、また健康のためにも参考になるので実践してみましょう。名前の中にはその人の才能や個性があるので「姓名判断」で調べてみると良いでしょう。また西洋の「占星術」や「カバラ占い」「タロット占い」などは女性に人気があります。
 未来を予測するのが占いです。楽しみながら占いに接してみることをお奨めいたします。