東西開運暦・令和五年/2023年版

日本占術協会 編  2022.08.08 発行
ISBN 978-4-8024-0141-8 C0076 四六並製 240ページ 定価 1320円(本体 1200円)

開運暦・内容紹介

東西開運暦


本年度から『九星開運暦』改め『東西開運暦』に名称を変更しました!内容は例年通り充実!占術家名鑑付
暦は、カレンダーと歳時記、ことわざ辞典を足したようなもので、1年365日、生活の知恵がいっぱい詰まった本です。
さらに「占い」を加味した暦が「東西開運暦」、特徴はまさに「運を開く」ことにあります。
「人生は選択の連続である」ともいわれるように、日々の暮らしの中で、仕事や恋愛・友達の人間関係に悩んだり、健康や金銭のこと、家庭のことなどで、進むべき方向性を定めたり、決断をする場面がたくさんあるでしょう。
そんなとき開運暦をめくれば、令和5年(2023年)の運勢だけでなく、その日の運勢まで読めて、機微をうがった箴言(しんげん)から問題解決のヒントがみつかり、きっとあなたの役に立つことでしょう。

目次

令和5年、癸卯(みずのと・う)四緑木星 年方位図……前田龍徳
令和5年、略暦
はじめに……エミール・シェラザード
令和5年はこうなる……福田有宵、アイラ・アリス
特別寄稿……鏡リュウジ
九星開運暦とは、暦の基礎知識
1月〜12月の暦……清水晃
    ◎
年運…(一白水星〜九紫火星)……肥留川喜聖
月運…(一白水星〜九紫火星)……美園環希
一白水星生まれの運勢……(1〜6月)山本楓花、(7〜12月)秋山勉登務
二黒土星生まれの運勢……(1〜6月)安蔵妙和、(7〜12月)二見眞有
三碧木星生まれの運勢……(1〜6月)星美友己、(7〜12月)山中康示
四緑木星生まれの運勢……(1〜6月)平泉優、(7〜12月)窪田鏡月
五黄土星生まれの運勢……(1〜6月)森千紗、(7〜12月)マーク・矢崎
六白金星生まれの運勢……(1〜6月)吉祥水茄、(7〜12月)貴島万里代
七赤金星生まれの運勢……(1〜6月)川﨑有紗、(7〜12月)田辺山陽
八白土星生まれの運勢……(1〜6月)宮本蓉妙、(7〜12月)山下照世
九紫火星生まれの運勢……(1〜6月)マダムベーラ・モンテ、(7〜12月)里紗慧紅
    ◎
易で見るコイン占い……福田有宵
手相占い……浅野八郎事務所
人相占い……佐藤宗
子平推命……半田晴詠
姓名判断……栗原里央子
風水・開運インテリア……藤瑛梨賀
縁起で開運しましょう……エミール・シェラザード
惑星開運術……上田享矢
星座占い……モナ・カサンドラ
冥王星で知る深層心理……エミール・シェラザード
西洋ラッキーカラー&ヒント……
  (1〜3月)リリーマリンカ、(4〜6月)スピカ
  (7〜9月)アルタイル・ナスル、(10〜12月)dainmt
タロット占い……ステラ・ボンボヤージュ
占術家名鑑
開運吉方位……久保田恵都予


●編集委員
エミール・シェラザード、佐藤宗、藤瑛梨賀、半田晴詠、アイラ・アリス、栗原里央子、美園環希、久保田恵都予、前田龍徳、肥留川喜聖 [協力者]中野雅博


宇宙の中で生きている私たち

無数の星がまたたく宇宙が広大無辺であるように、人間の「心の宇宙」もまた無限の広がりを持っています。私たちはその「宇宙」の中で生きながら、やがて「時空」の存在を意識するようになりました。
人が「時間と空間」を認識したのは何千年もの年月の間、天空に見える太陽や月、そして夜空に浮かぶ星々を子細に観察した結果であることはいうまでもないことでしょう。科学としての「天文学」は、そのようにして今日まで発展してきました。
また一方では、同じように星の観察を行いながら、人々の生き方に想いをはせる「占星術」と呼ばれるものがあります。ただそれは、むしろ「天文学」よりもずっと以前から存在していたのではないかと私は考えています。長い人類の歴史の中で人間が時空の存在を認識し得た宇宙や天体が、人の心の中にもある宇宙とどこかでリンケージ(連係)してはいないかと、そのように考えてもなんの不思議もないのです。
さて、その占星術といわれるものは分類法にもよりますが、大きく縦割りにすると「東洋」「西洋」と二つに分かれています。
西洋占星術といわれるものは簡単に言ってしまえば、天体で移動する惑星の動きを基にして時空の推移を推理し「ホロスコープ」と呼ばれる天球図を作成して占断をしていきます。
東洋占術もまた同様に太古の昔、天を仰ぎ太陽と星座の動きを観察し、さらには地を眺めては四季の移ろいに五行論を編みだした壮大なスケールの中で誕生しました。ホロスコープと似て異なる「命式図」や「人体図」は十干十二支の組み合わせによるものです。
この洋の東西、ともに共通しているのは「天体」を観察する行為から生まれているという事実です。それは、まさしく宇宙から人類へ与えられた恩寵であり「星々の動きが何らかの形で地上に生きる人間の生活に影響を与えている」という想いを原点としているのです。
私たちは明らかに宇宙の中に生まれ、まごうことなく今を生きています。そして、過去と現在を背負い、未来を生きようとしているのです。土に蒔かれたスミレの種からヒマワリの花は咲きません。あなたも私も、あくまでも自分は自分であって、他の人ではないのです。
日々の生活の中で何かを見失い、過剰な要求のために本来もっと自分らしく生きることができるはずなのに……、余計な悩みを生みだしていませんか? そんなときは、星たちがあなたに与えてくれた恵みについて思いを新たにしてみてください。きっと、明日を生きる希望が湧いてくると思います。
今回、協会の暦は装丁を改め、内容的にも西洋占星術の面積が少し増えました。東洋の「各月の暦」の下段に西洋の「星の動き」を加えて、東洋と西洋が一度に見られるよう工夫しました。東西の「縁起」の話も別途掲載。日々の行いが開運に繋がり、先を読むことで良い運を引き寄せることができますように。
本年も日本占術協会は洋の東西、両方からのアプローチで未来へと向かう皆様への「幸せな道案内」をお約束いたします。