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Second Sight


スピリチュアル
パワーアップ
レッスン

幸せになる第六感の磨き方


米国で一大センセーショナル!!


直観力を高める方法をわかりやすく伝授
瞑想や夢日記などで、あなたの中に眠っているパワーはもっと高まる
精神科医でありながら不思議な能力を持つ著者の
スピリチュアルな体験を赤裸々に告白した自伝


昨夜はどんな夢をみましたか?
ふっと思い出したことはありますか?
何気なく書店で手に取った本が問題解決につながったことはありますか?
あなたは、なぜこの本を、今、手にしているのですか?
すべては、あなたのスピリチュアルなパワーをアップさせるためのレッスンなのです。


ジュディス・オルロフ著 サリー・キヨモト訳 2007.03.14 発行  

ISBN 9784892955532 C0011 四六並製・304頁・定価 1650円(本体 1500円)

Judith Orloff, M. D., Second Sight

 

プロローグ

幸せになる第六感の磨き方
 土曜日の早朝、電話が鳴った。
 私の患者であるクリスティーンが、処方された以上の薬を服用し、意識を失って自宅アパートで昏睡状態のところを発見され、いまロサンゼルス市内の病院の集中治療室にいる、とのことだった。
 自殺? まさか、と思った。そのような兆候は微塵も見られなかったからだ。でも……、ふと頭をよぎるものがあった。
 実を言えば、この事態をまったく予期できなかったわけではなかったのだ。私はある「予感」を覚えていたのに、それを無視していたのだ。

*        *


 初めてクリスティーンに会ったとき、私は精神科医としてわずか6ヶ月の新米だった。彼女の心をなかなか開かせることができず、試みること何もかもが裏目に出た。私はそのことで心を痛めていた。
 クリスティーンは欝の治療のため、何年も精神科医の間を渡り歩いていたが、それまでに大した効果が得られないでいた。そこで、私は効き目が高いと評判の新薬を処方することにした。
 そんなある晩のこと、夢を見た。
 クリスティーンが暗闇の中を彷徨っている。彼女を呼び止めようと大声で叫んだのだが、私にはどうすることもできない……という内容だった。
 夢を見た翌日に診察したクリスティーンの状態は珍しく良かった。新薬が効き目を顕しているようで、私は不吉な夢のことなど忘れて手放しで喜んだ。
 診察室で彼女は、近況などをうれしそうに話していた。
 何気なく窓の外に目をやると、白い雲が浮かんでいた。のどかで幸せな景色を見ていると、私のこころも晴れ渡った。と……そのときだった。クリスティーンが自殺を図ろうとしている姿が浮かんだのは! 
 クリスティーンを診察したのは金曜日。私は働きづめで、疲れきっていたこともあり、その晩、サンタモニカ渓谷に住む友人を訪ね、静寂につつまれた森を散策することにした。森のなかを歩いていると、緊張は少しずつほぐれ始めた。それでも、クリスティーンのことが頭から離れなかった。彼女が自殺する証拠がどこにあるというの? 私は、自分の予感を否定するのに必死だった。実際、彼女は快方に向かっていたのだから。
 友人はそんな私の姿を見て、慰めの言葉をかけてくれた。それほど気がかりなら、来週にでもクリスティーンの気持ちをもっと深く探ってごらんなさい、と。
 それもそうだわ。クリスティーンはとても元気で、焦る必要はまったくないのだ。
 だが……。私の予感は当たってしまった。

*        *


 殺風景で風通しの悪い集中治療室にクリスティーンは寝かされていた。主治医として、私は激しく打ちのめされた状況にあった。
 実習医時代の同期生でもあるデービットに胸の内を打ち明けると、彼は「君に医者としての落ち度はない」と励ましてくれたものの、割り切れないものが残った。
 医者としてテキストどおりに対処すればいいのか、それとも人間としての「直感的情報」を信じたらいいのか。今回、私は直感的情報を軽視した、その結果がこれだったのだ。私は何を信じたらいいのかわからなくなった。
 ひと月のあいだ、私は毎日のようにクリスティーンを病院に見舞った。彼女の顔は青白く、幽霊のようだった。
 自殺衝動は、ふとした瞬間に本人も気づかないうちに湧き上がってくる。だからこそ、クリスティーンの無意識の衝動を感じ取っていた私の「予感」が、彼女を救う唯一の手立てだったかも知れないのだ。
 実を言うと、それまでにも「予感」はあった。でも私はある理由から、それを封印してきた。というのは、当時の医学の常識として、予知などに代表される霊能力は、深刻な機能障害の表れととらえられていたからだ。
 でも、それは本当だろうか。
 クリスティーンのかたわらで私は悶々とした数週間を過ごした。そして、誰が何と言おうと、私の「予感」が正しかったのだと確信した。「予感」という形で訪れた優れた情報が、従来の医学で認められていないという理由だけで、切り捨てるわけにはいかないのだ。
 医学と霊能力は反駁しあうものではない。助け合う関係にある……と、思い至った。

 入院から数週間後、クリスティーンはこん睡状態から目覚めた。
 祈りは聞き届けられたのだ。
 そして私は決心した。精神科医として、これからは患者を救うために自分には何ができるか、持てる能力をすべて捧げようと。
 しかしそのためには、子供時代の自分と向き合う必要があった。それはとても辛いことだったが、避けては通れなかった。
 これからそれをみなさんにご紹介しよう。
 自分の人生を振り返ってみると、実に様々な不思議な出来事が、今の自分のために「用意」されていたことに驚かされる。それは何者かの「計らい」であったのかもしれない。




 

目 次



        プロローグ

        第1章/智慧のはじまり

        第2章/真実の声を認める

        第3章/純粋さの喪失

        第4章/分裂を元どおりに

        第5章/混ぜ合わされた医術

        第6章/霊性の女系

        第7章/見るための準備

        第8章/薬の錬金術作用

        第9章/日常生活での霊能体験

        第10章/バランスのとれた霊能者

        第11章/霊能者にとっての霊性の道

        第12章/贈り物に敬意を払う

        あとがき


 

著者紹介

■ ジュディス・オルロフ(Judith Orloff) ■

 

米国ペンシルヴァニア州生まれ。医学博士学位取得後、ロサンゼルスで個人経営の精神科診療所を開業する。現在はカリフォルニア大学で精神科助教授も同時に勤める。本著(原著:SECOND SIGHT)は1996年6月にワーナー・ブックスから出版され、精神科医の職にありながら、自らをサイキックと赤裸々に告白した初の自伝として、一大センセーショナルを巻き起こした。カリフォルニア州、マリナ・デル・レイ在住。

 

■ サリー・キヨモト ■

 

神戸市生まれ。小学校時代を米国ロサンゼルスで過ごす。これまで、OL、美容部員、日本語講師、インターナショナル・スクールの幼稚園教師、通訳、作家(村上春樹氏)の秘書など様々な職業を経験。現在は人類の魂の癒しに何らかの貢献をしたいと願うスピリチャリスト。本書はその記念すべき第一弾。

 

読者の声

 

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