第2回「盲導犬ベルナ」読書感想文コンクール
小学校中高学年の部(3,4,5,6年生)――童話シリーズ

佳作

ベルナとぐんじさんへ

東京都・筑波大学附属小学校 三年 久保田耀


「クゥーン クゥーン」
 ベルナが横だん歩道で、たばこの火を男の人におしつけられた時、ベルナはなきそうだったんだよね。だけどベルナは、ななえさんをゆうどうする大切な仕事をやりとおそうとして、いたくてにげだしたかったのもがまんしていたんだよね。私にも犬がいて、お母さんが私のことをおこると犬が二人の間に入って、ほえてかばってくれます。その時、私は犬に「ありがとう」という気持ちになります。かばってくれた時は、とてもうれしいです。だから、目の見えないななえさんにとって、ベルナは家族のようなそんざいなんだと思いました。
 ベルナは、みき太君が生まれた時、どう思いましたか? きっと自分の大好きなお母さんをとられたような感じになったんだろうね。でも、みき太君が「心の目でお母さんに育ててもらった。」と、みんなの前で話したけれど、ベルナがいなかったらきっと、ななえさんはみき太君を育てられなかったと思うよ! 私も、小さい時から、思いやりの心やかんしゃの心を大切にする事をお父さんやお母さんに教えられてきました。目に見えない心を大切にする事は、心の目を大切にする事ですね。ななえさん。
 ベルナがねたきりになって、かんびょうをうけて、死んでしまう所を読んで、十三年間、ななえさんといっしょにすごして、死んでしまう時も、さいごまでななえさんといっしょだったベルナは、しあわせだったと思います。
 私は前に、ようご学校を卒業した人たちとバーベキューをしたことがあります。みんなやさしい人たちでした。体の不自由な人や、目の不自由な人たちを、とくべつな目で見ないで、なかよくしていきたいと思います。
 ななえさん、お話の会、がんばって下さい。



読書感想文 受賞作
第2回「盲導犬ベルナ」読書感想文コンクール の実施内容
第2回「盲導犬ベルナ」入賞者一覧


 


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