義足のロングシュート

夢はプロ!サッカー少年・誠くんの挑戦

祓川 学 作 鈴木 大介 画 2004.07.22 発行
ISBN 978-4-89295-306-4 C8093 A5上製 144ページ 定価 1320円(本体 1200円)
小学校中学年以上向き

2万人に1人といわれる症状で、生まれつき右ひざから下がない誠くん。しかし、持ち前の負けん気とハンディを克服する努力で、見事レギュラーを獲得。中学では部活動ではなくあえて「強豪クラブチーム」という厳しい環境に身をおいて、レギュラーを期待されています。

2011年度FIFA最優秀選手賞 W杯優勝“なでしこジャパン”澤穂希選手(INAC神戸レオネッサ所属)も絶賛!

2011年度FIFA最優秀選手賞 W杯優勝“なでしこジャパン”
澤穂希選手(INAC神戸レオネッサ所属)

「誠くんの挑戦する姿に元気と勇気をもらいました!自分が思うようなプレーができず、悔しくて一生懸命練習したことを思い出しました。でも、私はプロ選手になる夢は決してあきらめなかった…」

義足だからサッカーができないなんて言わせない!

義足のロングシュート

福岡県宗像市の星川誠くん(13)は、生まれながら手や足が未発達になる「先天性絞扼輪症群」という2万人に1人の症状です。
両手両足の指が未発達で、特に右ひざから下がなく、義足で生活しています。

「障害に負けない元気な子供になってほしい」というお母さんの願いで、誠くんは小学3年生からサッカーを始めました。

持ち前の練習熱心と負けん気で、小学5年生からチームのレギュラーになった誠くん。
小学校最後の試合では、試合中に義足がはずれ悔しい思いをしました。
中学生になった誠くんは、高いレベルを求めクラブチームに入団。
壁に当たってしまった誠君に、監督はこんなアドバイスをしました。

「義足を使って蹴れ。そうすればプレーの幅も広がる」

中学入学最初の大きな大会の決勝戦で、誠くんは初めて義足でシュートをしたのでした……。

目次


    義足がふっとんだ!

    海の少年・誠くん

    これから、がんばろう

    はじめての義足

    ビリじゃなかったよ

    サッカーをやってみたい

    日本一の山とチョコレート

    おっかねえ先生

    姉ちゃんからの手紙

    義足のロングシュート

    夢に向かって 

    おわりに 


 

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