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■ ハンカチ文庫 


南極犬物語


極寒の地に挑んだ日本の第一次南極観測隊には、
ソリ引きとして、カラフト犬たちも参加していた。
人と犬たちの、心ゆさぶる、ほんとうにあったお話です。


厚い氷にはばまれ、どうしても上陸できなくなった「宗谷」の隊員たちは
みんな、胸をいためながら、犬たちに別れをつげました。
それから1年――、

奇跡は起きたのです。


※ページ下には南極にまつわる「まめ知識」を多数収録

この作品は2006年7月当社より刊行されたものに
加筆、修正し、再編集したものです。


綾野まさる 著 くまおり純 画 2011.09.29 発行  

ISBN 978-4-89295-694-2 C8293 四六変形・168頁・定価 968円(本体 880円)


 

内容紹介

南極犬物語

20世紀(1900年代)のはじめ、氷山のうかぶ、地球のいちばん南にある南極は、探検の舞台でした。

人類が足を踏み入れたことのないこの南極に、アムンゼン、スコット、そして日本の白瀬矗といった人たちが、きびしい自然とたたかいながら、探検を試みました。その後、世界の国々が力をあわせて、南極の秘密を調べようという動きがおこり、日本も南極観測の仕事に参加しました。

このとき、重い荷物などを運ぶために、ソリを引いて南極の氷原を走り、活躍したのがカラフト犬たちでした。
犬たちは、観測隊の人たちにかわいがられ、雪あらしがふきあれる氷の大地で、足のうらから血をしたたらせながら、ソリを引いて、いっしょうけんめいに働きました。きびしい自然のなかで、人間と犬は、ひとつになって、心をかよわせたのです。
そして、犬たちの助けがなければ、この南極観測の仕事は、なしえなかったといっていいでしょう。

ところが、この15頭の犬たちは、南極におきざりにされました。それも、クサリにつながれたまま……。

これにはいろいろな事情があったのですが、結局、生きたまま、犬たちを見捨てることになってしまったのです。

そのとき、日本中の人が驚き、悲しみ、そして、いきどおりの気持ちで胸をえぐられました。マイナス40度ちかくにもなる寒さ、食べものもない南極では、15頭の犬たちは、すぐにも死んでしまうと思ったからです。

それから1年――、なんと、奇跡はおきたのです。



南極犬物語 内容紹介動画

 

目 次


      三匹の子犬

      一万四千キロの旅 

      氷山が見えてきた 

      十九頭の勇者たち

      死ぬな、ベック

      まっ赤な足あと

      SOS! こちら宗谷

      さよならの名札

      ゆるしてくれ、犬たちよ

      二つの黒い点

      助けあった兄弟

      おわりに


 

南極犬ゾリ隊紹介

〔リキ〕…6才。35.5kg。毛は灰色。頭のいい犬で、犬ゾリの先導犬をつとめ、ボス的な風格があった。

〔テツ〕…6才。31.5kg。毛は灰色。カラフト犬らしくなく、寒がり屋さんだった。

〔アカ〕…5才。32.5kg。毛は灰色。ほかの犬たちより足が短かかったが、けんかが好きで、よくしかられた。

〔デリー〕…5才。30.5kg。毛は灰色。シェパードの血がまじり、わんぱくで、オオカミのような体つきをしていた。

〔風連のクマ〕…4才。33kg。毛は黒色。けんか好きで、よく血を流していたが、ソリ引きでは活やくした。

〔比布のクマ〕…4才半。38kg。毛は黒色。顔つきが勇ましく、誇り高かったが、人間ぎらいでなかなかなつかなかった。

〔紋別のクマ〕…3才。33kg。毛は黒色。体力があり、ほかの犬がつかれると、先導犬をつとめてよく働いた。

〔ジャック〕…3才。34kg。毛は白と黒のぶち。おとなしい性格で、まじめによくソリを引いた。

〔ポチ〕…2才半。35.5kg。毛は茶色。仲間のなかでいちばんよく食べて、くび輪ぬけの名人(!?)だった。

〔ゴロ〕…2才。43.5kg。毛は黒色。仲間のなかでいちばん体が大きく、力は強かった。でも性格はおとなしい。

〔アンコ〕…2才。34.5kg。毛は茶色。金色の目をしていて、とっても甘えんぼうで、だれからもかわいがられた。

〔クロ〕…3才半。36.5kg。毛は黒色。“オクゲのクロ”と呼ばれ、力は強くなかったが、いつもがんばってソリを引いた。

〔深川のモク〕…2才。36.5kg。毛は黒色。いちばん毛がふさふさした犬で、隊員の命令をよくきいた。

〔シロ〕…2才。31kg。毛は白色。おとなしく、先導犬として活やくし、立派な働きをした。

〔ぺス〕…4才。38.5kg。毛は茶色。おとなしすぎてあまり目立たなかったが、まじめにソリを引いた。

〔ベック〕…3才半。38kg。毛は茶色。頭がよく副先導犬をつとめたが、越冬中に体をこわし元気がなくなった。

〔タロ〕…1才。33.5kg。毛は黒色。性格はもさっとしているが、よく働く若者となった。

〔ジロ〕…1才。33.5kg。毛は黒茶色。苦労知らずの甘えっ子で、すこし落ちつきのない性格だった。

〔シロ子〕…1才。体重は不明。毛は白色。仲間たちのなかで、ただ一頭のメス。越冬中に、八匹の子犬を産んだ。

〔南極のタロとジロ〕

 

著者紹介

 

画家紹介

画家・くまおり純(くまおり じゅん)

 

1988年京都出身。2010年よりフリーのイラストレーターとして活動中。

 

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