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■ ハート出版 精神世界の本 ■


天使に会いました

体験者350人が語ってくれた奇跡と感動のストーリー



「ひとりぼっちの人は誰もいません。
みんな、天使や愛する人たちに囲まれているのです」


イギリス全土で大反響を呼んだ“天使体験”プロジェクト。
集められた数多くのエピソードの中で天使たちは、
どんなとき、どんな姿で、どんな奇跡を起こしたのでしょうか――


エマ・ヒースコート・ジェームズ著 ラッセル秀子訳 2008.02.14 発行  

ISBN 9784892955815 C0011 四六並製・304頁・定価 1650円(本体 1500円)

Emma Heathcote-James,
Seeing Angels : True Contemporary Accounts of Hundreds of Angelic Experiences

 

はじめに――あなたは天使に会ったことがありますか? より抜粋

天使に会いました

イギリスで、天使ブームが大旋風を巻き起こしています。天使の姿を見たり、香りを感じたり、天使に触れたという人が、何千人もいるのです。中には天使の呼びよせ方を教えてくれるレッスンまであります。
この風潮は、一九九〇年代はじめにアメリカで起きたビクトリアン・スタイルのリバイバル・ブームに端を発し、イギリスに押し寄せてきたのです。ファッションをはじめ、映画、テレビのトーク番組、音楽、広告、雑誌、新聞(大衆紙のアダルト面も例外ではありません)、そしてもちろんインターネットなど、天使はあらゆるメディアにあふれています。イギリスでは、識者が「天使現象」と名づけるほど、天使に遭遇したと主張する人の数が増えているのです。
『タイム』誌の調査によると、アメリカ人の六九パーセントが天使の存在を信じ、守護天使に守られていると信じる人は、四六パーセントにものぼっています。さらに、数ある信仰の中でも、天使を信じるという人の数がもっとも増加しており、その三人に一人が、天使を実際に見たと強く主張しているのです。これは目を疑うようなデータであり、私が天使に関する研究をはじめる大きなきっかけとなりました。
大学時代の私は、原始宗教にとりわけ興味をもちました。宗教はどこで始まったのでしょうか。最初の哲学とは、どんなもので、神という概念は、どこで生まれたのでしょうか。そういった問題に心を奪われたのです。そして、バーミンガム大学で神学を専攻していた当時、イギリスで天使ブームの前触れが見られることに気づきました。一九九七年にはじめて天使に関する短い論文を執筆して、当初考えていたよりも、この現象にはもっと深い何かがあることがわかったのです。そこで、研究分野をさらに広げるべく、人類学の修士課程に進み、博士課程のいまに至っています。
チャレンジ精神が旺盛で、負けず嫌いの私は、イギリスでの天使にまつわる体験談の数と内容について調べることを目標にしました。まず次のような簡単な広告を地元バーミンガムのローカル雑誌やフリーペーパーに出しました。

あなたは、天使に会ったことがありますか? 博士課程の研究のため、天使に遭遇したことのある方の体験談を募っています。あなたの体験談をまとめたものと、体験時の年齢と信仰を書いてください。また、体験があなたにもたらした精神面などでの影響も教えてください。あて先は次の通りです──

私の世間知らずぶりが見て取れたようで、最初に寄せられたほんの数件の返事だけで、このような方法は間違っていたことがわかりました。幸い、いま思えばとんでもないこの広告を真剣に目に留めてくれたジャーナリストもいました。はじめに広告を出した新聞が、地元での関心をひくような記事を書いてくれたのです。記者が大新聞に記事を回してくれたほか、チャーチプレス社も私の研究プロジェクトを紹介する小さな記事を載せてくれました。まもなく、イギリスの全国紙でも記事が扱われ、ついにはBBC放送の『エブリマン』という番組で天使の体験談が特集されたのです。
「天使の体験談とは何か」という質問に答えるには、それだけで本が一冊書けてしまうのですが、それはまた、以降の章で詳しく掘り下げていくことにします。すっきりとした答えが出せないのは、天使の姿が実に多様だからです。多くの人が想像するような、白い衣をまとった、翼の生えた金髪の男性(または女性)だけではありません。その姿はさまざまで、巨大な翼をもつ見上げるように長身の天使を見た、と話す科学者もいれば、バスや電車の中で、天使を日常的に見るというユダヤ人のホスピスワーカーもいるのです。
ある人は、水の事故で死ぬところを天使に助けられ、また心臓バイパス手術を控えていたあるイスラム教徒は、キリストに似た天使を見て、勇気づけられたと話しています。ある盲目の女性は、目が見える人に人間の姿が見えるのと同じように、天使が見えるといいます。また、車が猛スピードで突っこんできた瞬間に、何かの力でふわりと持ち上げられ、階段を飛び越え、閉じられたドアを突き抜けたという経験をもつ女性もいます。このとき、彼女は膝の裏に翼を感じたそうです。さらにまた別の女性は、地下道をおびえて歩いていたときに、ある女性に守られ、その女性の姿はすぐに消えてしまったと語っています。このように、天使の姿のバラエティは尽きないのです。
現代人の思い描くもっとも典型的な天使のイメージというと、ビクトリア朝後期のスタイルの、クリスマスツリーのいちばん上の飾りやグリーティングカードにあるような、典型的な姿の天使でしょう。たいてい白く光るような衣をまとい、翼や頭光があり、美しい姿をしています。ご想像の通りかもしれませんが、本書の体験談にいちばん多く登場するのが、このような姿をした天使です。
一方で、人間の姿をした天使を見た人もかなり多いのです。このタイプの体験談では、危機に瀕したときに、見知らぬ人がいきなり、どこからともなく現われる、というのが典型的なパターンです。そして、なすべき仕事が終わると、天使はスッと消えてしまいます。このような経験をした人は誰もが、その見知らぬ人は普通の人とかけ離れた何かを放っていた、といいますが、その「何か」を的確に説明することはできないのです。
また、目には何も見えなかったけれど、天使の存在を感じ取った、という人もいます。ある女性は、車の多い道路を渡ろうとしていたところをシャツの襟をつかまれ止められたといいます。誰がそんなひどいことをするのだろうと振り返ったそのとき、車が猛スピードで目の前を通り過ぎたそうです。もし止められていなかったら、はねられていたことでしょう。しかし、あたりには、そのようなことができる人は見あたらなかったのです。こういった体験談は第三章で紹介しますが、その数は決して少なくありません。
飛行機や宇宙船から天使が目撃されたという情報も、長年ささやかれています。パイロットによる報告があるほか、空にいる天使の姿が撮影された事例もあります。この事例では、飛行機の調子がおかしい、エンジンの少なくともひとつが故障しているようなので緊急着陸をする、と乗務員が管制塔に連絡していました。その直後、機体のすぐ横を何かが飛んでいる、という報告がありました。このときの会話が録音されたテープによると、一時はパニック状態に陥っていたパイロットたちが、まもなく落ち着き、その声はおだやかでさえあったといいます。管制塔側の記録テープにも、フロントウィンドウの外で天使が舞っている、と話すパイロットの会話が残っています。乗務員の一人が、コックピットにいたパイロットのカメラで写真を撮りました。いくつか撮ったうち、天使が写っていたのは一枚だけでした。
テキサス州ヒューストンとフロリダ州ケープ・カナベラルの宇宙センターの内部情報によると、スペースミッションのほとんどにおいて、宇宙飛行士が天使を見たという証言があり、ある飛行士は、天使が地球までついてきた、と主張しています。『サン』紙(イギリスの有名なタブロイド紙と同名ですが別物です)には、「NASA飛行士、宇宙で天使を目撃」という見出しの記事が載りました。また、NASAの飛行士は、軌道を周回中に何百もの天使に遭遇したといっています。スペースウォークのときに自分の上を天使が飛んでいたと証言している飛行士もいます。
天使の遭遇談がこれほど多様な文化や社会で報告されていることの意味は大きいでしょう。数々の学説や壁は、もはや崩されることになります。理論的には、翼のある典型的な天使の姿は、文化的な背景に負うものが大きく、文化に植え付けられたイメージを見ているのだともいえます。たとえば、キリスト教系の芸術でおなじみの天使の姿を見慣れていないイスラム教徒は、典型的な天使の姿ではなく、イスラム教的なイメージの天使を見るはずです。しかし、第八章で紹介するアンヴェール・ハジーの経験のように、例外もあります。
私は、このプロジェクトと本書が、いままでの天使関連の文献を補足し、そしてその発展に貢献するものとなるよう、努めました。既存の文献は、クリスチャンか、キリスト教教会系の出版社が出したものか、あるいは体験談だけを綴ったものしかありません。学問的な立場から、もう少し深くこのテーマを探求し、かつ誰でも読みやすいようなものをつくりたいと考えました。本書が、現在ある文献のギャップを埋め、天使の体験者や天使に興味がある人、そして同様の研究を進めている人に役立つことを願っています。
しかし、はじめる前に、まず「天使とは何か」という単純な質問について考えなければいけません。たとえば世論調査で調べたとしたら、同じ答えはひとつとしてないでしょう。ある会議後の懇談会で、天使の姿とはどういうものだと思うか、と他の代表者たちに質問したところ、活発な討論を招くことになりました。天使の概念は、霊魂や幽霊、エネルギー、ニューエイジ的な光に関する考えなどと深く関わっているのです。まず、最初の第一章では、体験談で天使がどのようにとらえられているか、いろいろな形態について見ていきます。
そこで紹介するのは、私のもとに寄せられた三五〇件の体験談やデータから選び出したものです。必ずしも私自身の考えを反映するものではなく、集めたものをそのまま再現したのみです。それでは、その結果を見てみましょう。


 

目 次

はじめに──あなたは天使に会ったことがありますか?
    人生を変えてしまうほどの体験
    プロジェクトはこうして始まった
    彼らは天使だったのでしょうか
    「天使」という研究テーマ
    天使に会える人・会えない人


第一章 こんな天使に会いました

    想像を超えた経験
    大切なのは、その事実


第二章 天使の手ざわり

    見えない力が救ってくれた
    天使の翼に抱かれるとき


第三章 天使に救われて

    通りすがりの天使たち
    危機一髪の生還
    子供たちは語る


第四章 天使はいつもそばにいる

    人生を変えた出来事
    私たちの不思議な体験


第五章 盲目の人が見る天使

    盲人と臨死体験
    盲視/ブラインドサイト
    シャルル・ボネ症候群
    アントン症候群
    見えない人に見えたもの


第六章 天使のささやき

    「声」に救われた人たち
    心のこもったアドバイス
    歌う天使を地上に
    「大丈夫。がんばりなさい」


第七章 天国の香り

    ラベンダーの謎
    死の国からの知らせ


第八章 天に召されるその日まで

    死の訪れを待つ天使
    病院の天使たち
    新しい命の誕生
    病める人のために
    天国へ旅立つ日


第九章 死の天使

    論理で説明できない現象
    死者との交信
    死神のビジョン
    臨死体験と天使体験
    体外離脱と天使の関係
    死の瞬間に現れた天使
    死後に守護天使となった家族


第一〇章 天使たちの長い夜

    夢で会いましょう
    ベッドルームの天使
    祈りが届く日
    子供部屋の天使
    あたたかな光に包まれて


第一一章 そこに天使がいます

    きらめく光・まばゆい光
    クリスマスの奇跡


第一二章 天使が教えてくれたこと

    データが示す驚くべき事実
    どんな人が天使を見るのか
    とても大切な経験だから
    堕天使・悪魔・幽霊
    意外な結果
    彼らの信ずるもの
    翼のある天使は人気者
    天使体験の起きやすい場所
    男性の見た天使・女性の見た天使
    天使がくれた贈りもの
    天国からのメッセージ


第一三章 天使たちのゆくえ

    あなたは天使を信じますか?
    スピリチュアル・スーパーマーケット
    魔術と宗教と科学と
    天使体験は科学で解明できるのか
    今日もどこかで……


 

著者紹介

■ エマ・ヒースコート・ジェームズ(Emma Heathcote-James) ■

1977年、英国生まれ。地元バーミンガム大学で神学を専攻。在学中、博士課程論文にて天使体験のリサーチを行なったところ、その活動が全国紙やBBC(英国放送協会)に取り上げられ、一躍話題となる。卒業後も、死後世界との交信や臨死体験、幽体離脱といった分野の研究を続け、テレビ出演なども多数。他著に『After Death Communication』、『They walk among us』がある。



■ 訳者・ラッセル秀子(らっせる・ひでこ) ■

1967年生まれ。聖心女子大学を卒業後、米国モントレー国際大学院にて通訳と翻訳の修士課程を修了。翻訳者として活動するかたわら、同大学院翻訳修士課程の非常勤講師を務める。

 

読者の声

 

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