児童書
犬と猫
ホタル
健康書
精神世界
ヘミシンク本
趣味実用
教育書
文芸書
ふるさと文庫
文庫注文書
ヘミシンクCD
公 募
商品一覧
本を探す
リンク
ニュース
近刊案内
会社案内
書店様向
ハート出版 TOP
お問合せ
動画(youtube)
ふるさと文庫ブログ


商品検索:キーワードを入力してボタンをクリック!


「 目からウロコの「男の子」育て 」をアマゾンでご注文
(クリックしてください)

■ “性長”なくして“成長”なし ■


目からウロコの「男の子」育て

新装改訂版・お母さんのオチンチン育て


「男の子ってどう育てればいいの?」
お母さんにとって、異性である男の子はまさに未知の存在

数多くの男の子たちの下半身の悩みに接してきた著者が、
赤ちゃんから高校生まで、適切にアドバイス。
すぐ使える実践的な内容
「男の子」を持つお母さん必読!

「母親は息子といつまで一緒にお風呂に入っていいか?」
「おねしょが治りません」
「夜の営みを見られた時はどうすればいい?」
「息子がエッチな本を読んでいたんです」
「母親は反抗期にどうあるべきか?」……ほか多数の項目


五味常明 著 2004.09.29 発行  

ISBN 4-89295-455-1 C2077 四六並製・224頁・定価 1430円(本体 1300円)

 

はじめに

目からウロコの「男の子」育て

 私は、心療外科医です。心療外科というのは、身体の外見に対するコンプレックスを、ときには心理的カウンセリングで、また必要なら形成外科的な手段で、解消しようとする医療分野です。
「顔のアザが恥ずかしい」「目つきがきつくて友達ができない」「毛深いのが気になる」「体臭で人に迷惑をかけている」といった身体像の悩みは、心と身体の発達がアンバランスな思春期の子どもたちに消極的な自己イメージを植えつけることがあります。
 その中でも、私の診察室では、女の子では「体臭」や「多汗」の悩みが多く、男の子では、なんと「自分の性器は異常ではないか」といった性の悩みが近年急増しているのです。
いわゆる「包茎コンプレックス」です。包茎の悩みは、当院だけでなく、さまざまな思春期電話相談のデータでも常に上位を占めています。
 大人にとっては、たかが「皮かむり」程度のささいなことでも、思春期の多感な男の子にとっては、人生の一大事です。性の悩みは、解消されずに潜在化して、性格までゆがめてしまう傾向があります。私は、最近の日本の若い男性が女性に比べて元気がないのは、このような包茎コンプレックスにも一因があるのでは、と内心感じています。
 包茎は予防できます。
 ところが、このような事実を、当の親が知らないことが多いのです。特に問題なのは、同性の親、つまり父親が自分の息子の性に関心をもっていないことです。必然的に、「息子育て」のカギは、もうひとりの親である母親が握っていることになります。
 しかし、お母さんにとって、異性である男の子はまさに未知の存在です。その母親に、「思春期の男の子の性の相談相手になれ」といわれても、無理な相談です。
 でも、赤ちゃんから大人の男になるまで、息子さんのオチンチンの成長を「見守る」ことなら可能でしょう。「思春期になる前までの性のしつけをしてください」といわれたら、できない相談ではありません。母と息子は、異性であっても生物学的にはまぎれもなく親子なのですから。

 この本は、男の子がオギャーと産声をあげたときから、立派に“元服”できる日まで、母親が男の子の「性の成長」とどう向き合うか、という観点で書かれています。
 人格の成長は、オチンチンの成長と表裏一体です。
 むしろ、男の子は「性長なくして成長なし」なのです。
 お母さんが、「オチンチン育て」というもうひとつの子育てに気づいたとき、それは、不安だらけで気が遠くなるくらい長い「男の子」育てという大航海を終着点まで安全に導いてくれる「海図」を手に入れたようなものです。
 この本を、そのような「海図」として利用してくださるのならば、お母さんの目前には、まさに「目からウロコの『男の子』育て」という大海原が広がってくることでしょう。

 

目 次

はじめに

序章  お母さんへのメッセージ
考えることをやめてしまった子どもたち
カプセルに篭もった子どもたち
今、子どもたちは何に悩んでいるのか
外見に対するコンプレックス
特に多い性器のコンプレックス
「もうひとつの子育て」が求められている

第1章「皮かむり症候群」から息子を守ろう
子どもから脱皮できない若者たち
包茎の若者は「皮かむり症候群」になりやすい?
父親不在が人格形成に与える影響
「皮かむり症候群」から息子を守るには母親はどうしたらいいか
息子のオチンチンに対する母親の無知と過剰反応

第2章 オチンチンの赤ちゃん時代
人格発達の第一歩に重要な母乳の役割
新生児包茎手術は親の最初の義務
日本でも新生児包茎手術を習慣にしましょう
ムキムキ運動のすすめ
ムキムキ運動の仕方を覚えようv こんなときはお医者さんに
こんなとき、どうする? Q&A

第3章 オチンチンの幼児時代
母親は恋人、父親はライバル
男の子はお母さんの愛情をスキンシップで確認する
お父さんの出番はまだ先
未来に愛をつなげるということ
息子にムキムキ運動の仕方を教えよう
オシッコはオチンチン育てのバロメーター
お父さんに頼もう、お風呂で息子とオチンチンシップ
息子とオチンチン遊びをしよう
オチンチンいじりはほっときなさい
息子の問いにどう答える? Q&A
こんなとき、どうする? Q&A

第4章 オチンチンの小学生時代
お母さんはコーディネーター
母親の「おんな」と息子の「おとこ」とのアブナイ関係
お父さん、いよいよあなたの出番です
「亭主元気で留守」でも息子育てはできる
父親と息子はオチンチン仲間です
母親は息子と一緒にお風呂に入ってもいいか
父親のいない家庭では
ゆったりしたズボンをはかせよう
男の子に外遊びをさせよう
遊びの中にあった性教育
男の子の肥満を防ぐ
なぜ隠すの、オチンチン
オネショに神経質にならない
夜の営みを見られたら「あせらず、あわてず、ごまかさず」が原則
こんなとき、どうする? Q&A
息子の問いにどう答える? Q&A

第5章 オチンチンの中学生時代
オチンチンの激動期――お母さんは息子のサインを見落とさないように
反抗期はお母さんの子離れのとき
母・娘の関係はオープン、父・息子の関係はクローズ
お父さんは息子の性の悩みの大先輩
お父さんは人生のアドバイザー
まだまだあります母親の役割
男の子にも「メンス」がある
大人の男になるための成長期の心得
マスターベーションは健全な行為
男の子の性衝動を知っておく
息子にガールフレンドができる
こんなとき、どうする? Q&A

第6章 オチンチンの高校生時代
オチンチンが巣立つとき
性衝動が人格を形成する
ボディー・イメージ・コンプレックス
三大オチンチン・コンプレックスの原因
包茎の種類を見きわめよう
男はみんな一度は短小で悩む
「早漏イコール包茎」ではない
女の子とのつきあいは、一人前になるための準備
恋愛している息子へのアドバイス
息子の「元服式」を盛大に
オチンチンにおめでとうを

おわりに

 

おわりに

 私は、この本を読まれたお母さんが、子育てについて失望感をもたれたのではないかと、心配しています。それは、母親が息子の成長に「女親」としてかかわっていられる時期があまりにも短いからです。赤ちゃんから小学校中学年までといえば、長い息子の人生では本当に短い時間です。まして、息子が男として、また人間として、真に悩み苦しむ思春期の大切な時期に「お母さんはもう息子離れしてください」といわれたのでは、いったい何のために子を産み、苦労の連続の子育てに耐えてきたのか嘆きたくもなることでしょう。
 さらに、例えばお母さんがこの本に書いてあるように、オープンで明るく幼少期の息子の性を育て上げたとしても、心身ともに正常に発育した後の息子は、思春期以後の自分の性の悩みを、決して母親に打ち明けようとすることはないでしょう。むしろ、正常に発育しているからこそ、母親には打ち明けないといったほうがいいかもしれません。
 息子は自分で自分の悩みを解決しようとしています。できることなら、自分の恥ずかしい「男の悩み」を父親にも、まして母親には知られたくないと思っています。ときにはそのような悩みさえ持っていないかのように平然と振る舞うことさえあります。それで正常なのです。それで当たり前なのです。
 むしろ逆に、思春期の息子がそのような「男の性」について母親と自然な会話ができるようであるなら、私は確信を持って次のように断言できます。
「あなたの息子さんはマザコンです」

 次に、この本を読まれたお父さんは、失望はしないまでも、当惑されたのではないかと思っています。それは、この本に書かれている息子育てに占める父親の役割が、当の本人が思っているよりはるかに大きく、はるかに困難であるからです。さらに、困惑の度を深めるのは、当のお父さんが、自分の子ども時代にこのような「オチンチン育て」を自分の父親からされた経験がないということです。
 そのうえに、次のような父―息子関係の特殊性が、お父さんが息子の性にかかわることを本能的に避けさせ、無関心を装うように作用します。
 つまり、父親と息子は「同性」であり、互いに男としての「獣性」を体内に潜めているという事実です。そのため、父親が息子の「性」にかかわるときには、決まって自分自身の「後ろめたさ」を感じてしまうのです。
 頭の中では、息子の「性」の教育の重要性は理解しているものの、ほとんどのお父さんが「今さら息子のオチンチン育てなんて」「男の子だから放っておいても大丈夫さ」というのが素直な気持ちなのです。そのようなお父さんに、お母さんがいくらシリをたたいても、決して息子のオチンチン育てなどに参加してくれることはないでしょう。
 でも、いいのです。いや、よくはないのですが、お母さんは心配も気落ちも無用です。
 お父さんが表立って何やかやと子育てしなくても、息子が結果的にちゃんと大人の男になっていればいいのです。お母さんは息子の前でお父さんとは別々に出番をこなしているつもりかもしれませんが、実はお二人は、息子の目には「両親」として映っているのです。「父」がいて「母」がいて、ではなく「父母」がいるのです。
 そこで、お父さんを「オチンチン育ての達人」にするとっておきの方法があります。
 それは、お母さんがお父さんを信頼することです。
 お母さんから信頼された父親は、愛のフィルターとなります。母親の優しさは、男らしい父親の背中を通じて息子に伝わります。
 愛する母と、その母が尊敬する父。これほど息子にとって素晴らしい存在はありません。
 そのような父親なら、息子は父の背中を見て育ちます。背中は黙って語り、息子は全身で何かを受け取ります。
 と、そのときです。なんと、息子のオチンチンから、人格ならぬ「チン格」がニョキニョキと芽生えてくるではありませんか。
 そうなんです。オチンチンにも「ココロ」が宿るんです。
 お父さんから受け取ったオチンチン心。
 それを大きく豊かに育んであげること。
 これが、お母さんのもうひとつのオチンチン育てだったのです。

 

ニュース

 

著者紹介

 五味常明(ごみ つねあき)

 

医学博士
五味クリニック院長
体臭・多汗研究所所長

1949年、長野県生まれ。一橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科等で形成外科学、および多摩病院精神科等で精神医学を専攻。患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる「心療外科」を新しい医学分野として提唱。
体臭・多汗治療の現場で実践。ワキガの治療法として、患者が手術結果を確認できる「直視下剥離法(五味法)」を確立。TVや雑誌でも活躍中。
主な著書・監修書に「体臭恐怖」「デオドラント革命」「新・もう汗で悩まない」「楽しくなければ介護じゃない!」「目からウロコの「男の子」育て」「岩盤浴の秘密」「介護・臭いで困っていませんか」(共著・講談社)「40代からの気になる口臭・体臭・加齢臭」(監修・旬報社)「読むだけで汗が少なくなる本」(講談社)「汗をかけない人間は爬虫類化する」(祥伝社)などがある。

 

おすすめの本


ぼけを救うこれだけの方法

おばあちゃんがボケちゃった!

痴呆症、鬱病、ADHDに克つホスファチジルセリン

もうおしっこで悩まない

尿もれ・頻尿・前立腺肥大にペポカボチャ種子


楽しくなければ介護じゃない!

 

 


本書をアマゾンで注文する
ふるさと文庫
ハート出版