「魔」の避けかた・追い祓いかた

桜井 識子 著 2025.10.01 発行
ISBN 978-4-8024-0246-0 C0011 四六並製 256ページ 定価 1760円(本体 1600円)

はじめに

「魔」の避けかた・追い祓いかた

この本を手に取っていただき、ありがとうございます。
本書ではいろんな角度からスピリチュアルなことを書いています。
人間の亡くなった直後というのはどのような感じなのか、成仏していく過程はどうなっているのか、そしてそれを生きている人間はどのようにサポートすればいいのか……などを、私の体験から詳しく説明しています。
2024年に私の父が逝去しました。通夜から葬式、49日の法要など、一連の仏事を、私は一番近いところで体験しました。その時の父の様子なども見たままを書いています。この先、読者の皆様が近しい人を亡くした時に、参考になるのではないかと思います。
私の実家は浄土真宗です。浄土真宗は位牌を作らない宗派ですが、父の位牌は作りました。同時に父方の祖父の位牌じまいもしました。そのあたりの詳細もしっかりと書いていますので、これもどなたかの参考になるのではないかと思います。
浄土真宗についてはこれまで多くの質問をもらってきました。いつか書かなければと思っていましたが、本書でそれができてよかったです。

タイトルになっている「魔」のお話も今回は多岐にわたっています。
「魔」の落とし穴のことは私が書いたものに詳しい方は知っていると思いますが、命にかかわるものがあります。
私はアメリカでその穴に落ちそうになりました。もしも落ちていたら、被害が小さくても入院だったそうです。旅行に同行してくれていた熊野3社の眷属が救ってくれました。
その救済方法がビックリするほど複雑でした。このようにしてアクシデントを起こして、助けてくれるのだな、とあらためて神様・眷属の偉大さを実感しました。
けれど、真相を知らずに、起こった出来事だけを考えると、「こんな不幸ってアリ?」と勘違いするように思います。
私の体験を知ってもらうことで、救いのアクシデントは、不幸に思えることでもそこには「ん?」という不思議なことがある、ということがわかっていただけると思います。ぜひ読んでもらいたい内容です。
その「魔」ですが、いろんな種類がいることが判明しました。狼の眷属をたくさん持った、狼の神様が教えてくれたのです。
見えない世界は奥が深く、まだまだ人間の知らないことばかりです。

幕末に興味があるという歴史好きの方に喜んでもらえそうなのが、長州藩のお話です。
勢いに乗っていた長州藩が落ちぶれて、長州藩はここまでか、と思われた時期がありました。けれどそこから起死回生を遂げ、明治維新へとつながっていきます。
そこには、白龍が関係していました。山口県の萩市で、パワーある白龍が萩城跡の上空を泳いでいるのを見ました。そこで長州藩の秘密を教えてもらったのです。
ブログに届く質問で多いのが、人生を変える願掛けについてです。
今回、山岳系神様にじっくりとお話を聞き、さらに円仁さんにも追加で補足してもらい、新しい情報をいただきました。人生を変える願掛けが叶わない人はどうすればいいのか、どのように考えればいいのか、一歩進んだ内容となっています。

不幸をもたらす「魔」をうまく避け、「魔」の落とし穴に落ちないよう神仏に守ってもらえば、人生は安泰です。
「魔」を知っているのと知らないのとでは、雲泥の差どころか、人生そのものが変わるくらいの差があります。転ばぬ先の杖として、本書を利用していただければこんなに嬉しいことはございません。

桜井識子




目次


はじめに

第1章 亡くなってから成仏するまで
第2章 仏教の宗派
第3章 喪中時の神様との距離
第4章 「魔」の落とし穴
第5章 「魔」の種類
第6章 長州藩の起死回生の秘密
第7章 人生を変える願掛け
第8章 1社で複数の願掛け

おわりに