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■　ハート出版の健康書　■

効くから凄い！温圧療法

１日２０分で劇的な回復150の体験談

片岡秀夫　著　1996.02.27　発行　　

ISBN 4-89295-079-3 C2077　四六並製・179頁・定価 1388円（本体 1262円）

　我々が予知していなかったほど科学技術は伸び、医学の分野ではＣＴスキャナーに代表されるほどに発展してきました。しかし、それらは余りにも高額であるにもかかわらず、患者の痛みや不快感がわかるものではありません。そのうえ、患者が日々安直（安全で気持ちよく安く）に家庭で納得（自分でわかる）して使えるものではないため、仮に寿命が伸びても痛みはとれず、寝たきりの人口が増えていくことを危惧せざるを得ません。疾病による痛みと不快感を背負って、医療機関を渡り歩き多くの検査を受け、多くの薬を持ち帰る中高年者・老年者の実態には、早急に歯止めをしなければならないのです。
　これからの医療は、受療者にも納得してもらえる検査法であり、施療者も納得できる施療法でなければ、実効があがらないものと考えられます。自分の健康は自分で守れとする気概が持てる療法が、案出されなければいけない時代になっているのです。
　この片岡温圧療法は、痛みが無く、気持ちが良い療法であることを大前提として考案しました。それには、体が無理なく受入れられること、持病者・難病者が日々施療を行えることが可能であるよう、家庭で使用可能の医療用具として厚生大臣の製造承認を得ております。
　また、この療法は指導者の適切な指示を仰げるよう、温圧師の認定研修（厚生省健康政策局了解済）を行っております。
　この療法で、受療者のみならず、施療者も納得できることは、施療を始めれば片岡温圧器で、すぐ悪血（血液の流れが悪い血）の場所がわかり、円熱・流熱を加えれば痛みも少なくなり、未病を治す（体調が良くなり、病気になるのを防ぐ）ことにもなります。
　悪血を流し未病を治すとは、悪血は、レントゲン・エコーにも写らないところでもこの療法であれば痛みを感じることができる。つまり、悪血の段階で良くすれば病気にならず、体調を良くすることができるという意味なのです。
　病気が発見され病名がつけられれば、東洋医学では、それに該当するツボに針を打つことになっており、西洋医学では血液検査と尿検査が主に行われ、その結果を待って投薬することになりますが、片岡温圧療法は体の大部分を温圧すれば、異常箇所が分かることから、従来の療法とは発想を異にし、ツボにこだわることなく、あるいは諸検査を待たずに直ちに施療ができます。例えば、臓器については、現代医学でも対応しかねる胸腺・脾臓への施療を始め、痛点への施療が効を奏するのです。本法は、まさに従来の東西医学の発想とは異なり「逆発想の療法」なのです。これは、体のバランスを崩している箇所の処置、病気のきざしがあるときなどに活用して最適な療法であると言えるのです。
　私は常々現代医療と温圧療法との併用療法を、医学関係の教育課程と臨床にも取り入れる必要があることを痛感していました。一昨年に医療関係者と自宅施療者への博引傍証の書として『痛みが取れる温圧療法』を出版し、皆様への参考に供したところ、大きな反響があり、更に事例集を主とした教本の出版期待が盛り上がりました。そこで、全国の片岡温圧療法師からの症例の提出依頼をしたところ、一五〇余例が集まり、その事例が体全体に及んでおり、しかも手術等によらず、温圧療法でこんなにも短時間で快癒するのかと、自他ともに目を見張るものが多く出てきたので、皆様の参考に供し、より多くの人々が施療されることを期待したい思いで出版することにしました。

■　第一章　施療法と薫煙のポイント

■　片岡秀夫（かたおか　ひでお）　■

1950年京都大学卒業。農林省に入省し国土開発計画に従事。南ボルネオ開発のため予防医学修得。1962年より大子・笠間営林署長。1967年より本省の価格、労務担当官、中央研究所教官、監査官を歴任。79年より12年間福井短大非常勤講師も。1981年農林水産省を退官。 同年教育訓練研究所を設立し、全国の官庁・企業・大学の講演・研修の講師をすると共に、1991年には健康療法センターを併設し、片岡健康療法の講演会に当たる。週１〜２回はテニス（スポーツ指導員）を楽しむと共に、テノール（２０年間ソロを勉強）として舞台に立ち、「国技館第九」でも歌っている。研修会では「サンタルチアの先生」と言い、全国に歌える人は数万人となっている。著書は、社会人教育論・労務管理論・経済論・空中写真測量と推計学・機械工学・景観施行論と多岐にわたっている。

主な著書「痛みが取れる温圧療法」「効くから凄い！温圧療法」。