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■ CDブック 英文テキスト・対訳付き ■


Silver Birch Speaks

シルバーバーチは語る

崇高な存在からのスピリチュアル・メッセージ


1920年から60年間もの長きにわたり、英国人モーリス・バーバネルの肉体を借りて人生の奥義を語ってきたスピリット、“シルバーバーチ”。その「ダイヤモンドの輝き」と称されるスピリチュアルなメッセージは、高名なスピリットの中でもとりわけ明快かつ説得力を持ち、今なお多くの人々に感動を与え続けています。本書は、シルバーバーチ交霊会の様子を収めた現存する唯一の音源を、英文と日本語対訳にて完全収録し、CD化したものです。


サイキック・プレス編 近藤千雄 訳 2003.03.30 発行

ISBN 4-89295-481-0 定価 2640円(本体 2400円)
CD収録時間:約50分

 

訳者解説

シルバーバーチは語る シルバーバーチ霊の波動の高い荘重な言葉の響きは、英語がわからない人の精神さえ高揚させる

残された唯一の音源に込められた
スピリチュアル・メッセージ

 このCDブックは Silver Birch Speaks というタイトルで発売されたカセットテープを文字に置き換え、それを日本語に翻訳して英和対照本とし、さらにテープをCDに録音し直して添付したものである(録音および英国での発売は1980年ごろ)。
 シルバーバーチというのは1920年から1981年までの60年間にわたり、ほぼ週1回の割で霊媒のモーリス・バーバネルの身体(おもに発声器官)を使ってメッセージを送りつづけた"光り耀く存在"Shining Ones (神格をそなえた霊)の一柱である。
 日本でも太古から「巫女」と呼ばれる女性霊媒を借りて「カミ」がお告げを垂れるという風習(俗にいう"口寄せ")があったが、実はこれは世界のどの民族にも太古からあったもので、とくにギリシャの古都デルファイにあったアポロの神殿における「神託」は、世界史においても有名である。
 古神道においては「神主」がそのカミの素性とお告げの信憑性を見定める役で、白砂に薦(こも)を敷いてその上で神事を行ったことから「沙庭」と呼ばれたが、現在では「審神者」と書いて「さにわ」と読んでいる。カミという言葉はもともと目に見えない霊的存在を総称したもので、したがって"さにわ"とは"憑依してきた霊の程度を審判する役"という意味である。
 シルバーバーチの交霊会の審神者はハンネン・スワッファーである(サム・デニスは録音のために呼ばれたプロの司会者)。スワッファーは当時"フリート街の法王"(Fleet Street は新聞社が軒を連ねている通りで英国ジャーナリズム界の総称)と呼ばれるほどの"ご意見番"的存在だった。
根っからの新聞人で、英国を代表する大新聞 Daily Mail を創刊したノースクリフ卿のもとで社会人としての仕事を始めたが、ノースクリフの急死に端を発した一連の相続問題の中でスピリチュアリズムとの関わりができ、知人のデニス・ブラッドレーが司会をするホームサークルに出席した時にノースクリフが出現して、自分しか知らないはずのプライベートな事実を指摘されたことで目を覚まされ、その後も足繁く通って死後の世界の実在と個性の存続を確信、それを Northcliffe's Return (ノースクリフの帰還)という書にまとめて出版して大反響を巻き起こした。
 それが1925年のことで、その頃バーバネルは Psychic News というスピリチュアリズムの週刊紙の社長兼編集主幹としての仕事のかたわら、1920年から自宅で自分が霊媒となって4〜5人の知人だけで、不定期にシルバーバーチの霊言を聞く会を催していた。当時は誰もさほど貴重な啓示とは思わず、速記録も取らず、シルバーバーチ自身もそうしたことには関与しなかった。そこへバーバネルと顔見知りの仲だったスワッファーが噂を聞いてひょっこり姿を見せ、シルバーバーチが語るのを聞いた。
 すでに数知れないほどの霊言を聞いていたスワッファーはさすがに看破力がそなわっていて、シルバーバーチのただならぬ霊格の高さに驚嘆し、場所を自宅に移し、会の名称を「ハンネン・スワッファー・ホームサークル」とし、毎週1回、金曜日の夜7時から開催、その霊言を速記で書き取り、それを翌週の Psychic News 紙に掲載するように進言した。しかしバーバネルは、自分が無意識で語ったものを公にするのは無責任だという理由で、新聞に掲載することだけは反対した。が、聞けば聞くほどシルバーバーチの"格"の高さに魅せられていくスワッファーは、その後も執拗に公開を迫り、それに頑として反対するバーバネルとの"攻防"は延々と続いた。バーバネルの頑固さもスワッファーに劣らず筋金入りだったことを物語るエピソードであるが、さすがのバーバネルもついに折れて、匿名ならば、との条件つきで毎週金曜日の霊言の抜粋を週明けに掲載するようになった。そして、ある日の紙上でバーバネル自身が《シルバーバーチの霊媒はいったい誰なのか――実はこの私である》と打ち明けたのは、それからかなりの期間がたってからのことであった。
 その霊言がまとめられて書物として出版されたのが1938年、シルバーバーチ が出現してから実に18年後のこと。「スワッファーなかりせばシルバーバーチの霊言という空前絶後の啓示が世に出ることはなかった」と私が機会あるごとに述べるのは、そうした経緯があるからである。
 ところで、本書にもあるように、シルバーバーチは開会と閉会の祈りの最後を「ここにあなたの僕インディアンの祈りを捧げます」という言葉で締めくくるのが常だったが、自分の説く霊的真理が十分に理解されたとみた段階で、「私は実は似顔絵でお馴染みのインディアンではありません。インディアンは霊界の霊媒でして、私は地上界との直接のコンタクトが取れない高遠の階層の存在であるため、幾つかの霊的なアンテナを使ってメッセージを送っております」と述べた。
 当然のことながら出席者からは地上時代の姓名・国籍・民族・社会的地位について、その日の交霊会だけでなく、その後の交霊会でもしつこく質問されたが、「三千年前に地上生活を送ったことのある"古い霊"です」と述べるだけで、ついに明かすことなく終わった。真理はそうした俗世的なラベルとは無関係であることを身をもって示したのだった。 霊言集は第1巻が出てからは堰を切ったように次々と出版され、バーバネル亡き後も続いて、計16冊にのぼっている。そのすべてが翻訳されたのは日本だけで、しかも本場の英国ですら絶版が出はじめたのに今なお1冊も絶版になっていない。なお霊言集の編纂者は全部で9人で(2冊以上を編纂してくれた人が3人)、速記者はフランシス・ムーア女史だった。
 さて、私がこのカセットの内容をすべて文章とするに至った経緯を述べておきたい。 シルバーバーチの霊言集を訳読していくうちに気がついたことは、カセットに録音されている霊言と同じものが何冊かの霊言集に断片的に出ていることだった。内容的に関連性のある箇所を集めてつなげるのは結構なことであり、読者にとって有り難いことでもあるが、せっかく交霊会の様子を録音したものがバラバラにされているのには抵抗感を覚えた。できればすべてを文章に書き下ろして全訳したいと思った。
 これは大変な手間の掛かる仕事になることが予想されたが、たまたま英国へ留学中の息子が帰省していたので頼んでみたところ「授業で先生の講義を聞き取るのと同じだから」と言って引き受けてくれた。学生の年齢ではスピリチュアリズムの用語は馴染みがないので、さすがに荒削りだったが、取りあえず全体が文字になったことで、その面倒な仕事の大きな足がかりとなったことは事実である。
 当時はまだワープロの時代で、私がそれを添削しながら打ち込んで、康 米那というインド舞踊の名手でシルバーバーチの大ファンのもとに送った。というのは、康女史はボランティアで世界中を回って舞踊を披露していたのであるが、シルバーバーチのカセットを必ず携えていると聞いていて、しかもご主人が「サー」Sir の称号をもつ英国人であり、その頃たまたま日本に長期滞在しておられたからである。お2人に一緒に聞いていただいたことで、私は書き下ろした文章に万全の自信をもって翻訳に着手することができた。記して謝意を表したい。
 Psychic Press社から発売されたカセットには"SB1"という表示がある。これは"Silver Birch 1"の略であり、続けて"SB2""SB3"と出す予定だったに相違ないが、この1本で終わっており、たぶん今後とも新たに出る可能性はないと見ている。
 余談になるが、サークルの出席者は初期の頃は4〜5人の知人だけで、スワッファーが司会をするようになってから、その知名度に物を言わせて各界の著名人を招待するようになった。それがスピリチュアリズムの普及に大きく貢献したが、前もってシルバーバーチの許可を得る必要があったという。
 バーバネルの霊媒としての特徴は、トランス状態に入る時と目覚める時に"いびき"に似た息遣いとなることで、この録音ではそれがよく録れている。ただ、この交霊会においても恒例の「個人相談」があったのであるが、プライバシーを尊重して、その部分はカットされている。
 内容といい録音状態といい、この種のものとしては申し分のない出来で、ぜひ大切にしていただきたいと思っている。 

平成15年3月

近藤千雄

                                   

 

読者の声

 

監修者紹介

■ 近藤千雄(こんどうかずお) ■

 

昭和10年生まれ。高校時代からスピリチュアリズム交霊会にも度々立ち合って、死後の個性の存続を確信。明治学院大学英文科在学中からスピリチュアリズムの原典に親しみ、その翻訳を決意して4年次で、“翻訳論”を専攻。これまで再三英米の著名な心霊家や霊能者、さらにはスピリチュアリズムの発祥の地を訪ねて、オーソドックスな心霊知識の移入と、日本での普及につとめている。これまでの訳書60冊、編訳書6冊。英語教室経営。

主な著書・編訳書に「人生は本当の自分を探すスピリチュアルな旅」「霊的人類史は夜明けを迎える」「迷える霊との対話」「タイタニック永遠の旅」「ペットが死ぬとき」「シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ」「シルバーバーチ新たなる啓示」「シルバーバーチ最後の啓示」「シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A」「CDブック・シルバーバーチは語る」「イエス・キリスト 失われた物語」「シルバーバーチのスピリチュアルな法則」「スピリチュアル・ストーリーズ」「スピリチュアル・イングリッシュ」「シルバーバーチ 今日のことば」等がある。

 

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