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■ サポート校・ユニーク校 ■


行ってみないか こんな「学校」

高校資格が取れる学校案内


馬場 章 著 2000.12.08 発行  

ISBN 4-89295-179-X C0036 四六並製・256頁・定価 1620円(本体 1500円)

 

まえがき

行ってみないかこんな「学校」

ニコラはわんぱくな子ども
子どもの世界を存分に生きている
あたりまえのこども

いつしか
原っぱが消え 路地が消え
子どもたちの歓声が消え
そして ニコラもいなくなってしまった…

ニコラを さがそう
子どもたちに 心の原っぱや路地
あたりまえの生き方がもどるとき
ニコラは きっと帰ってくる

 これは子どもの学びと育ちを考える月刊教育ネットワーク誌『ニコラ』創刊号の巻頭の詩です。
 当時の思いがつたない詩の行間からよみがえります。
 私たちが子どもたちの学びと育ちに危機を感じて、業者テスト廃止・偏差値廃止の震源地の埼玉から、雑誌『ニコラ』を創刊したのは、一九九五年六月のことでした。それからすでに五年の歳月が流れましたが、子どもたちを取り巻く状況は、私たちの願いとは裏腹に、ますます混迷の度を深めているように見えます。  
『ニコラ』とは、もともとはフランスの物語本『プチ・ニコラ』(サンペ・絵、ゴシニ・文)からその名前を拝借したもので、子どもたちが子どもらしく生きられるよ うに、なくなった原っぱは取りもどせないけれど、せめて「心の原っぱ」だけは確保しておいてあげたい、との願いを込めて発刊した雑誌でした。
「子どもの利益と幸福を第一に、親として市民として子どもと共に考えていこう」 と読者からの投稿を呼びかけました。
 しかし、この雑誌が世に紹介されると、私たちに寄せられた圧倒的多数の声は不登校や中退、いじめや体罰など、学校問題で悩む子どもたちとその家族からのものでした。
 連日途切れることなく電話が鳴り響き、私たちは事の重大さと大変さと共に、雑誌『ニコラ』がはたさなければならない重要な役割の一つがそこにあることを自覚したのでした。そして、教育の主権者である子どもの視点から教育そのものをとらえ直すこと、それが『ニコラ』の編集方針としてしっかりと根付いたのはこの時からでした。
 そして、その年の秋を迎える頃から、「現在、子どもは中三ですが、今まで不登校を続けていたので進学問題で悩んでいます。行ける高校があるでしょうか。底辺校に行くのも不安です」という趣旨の問い合わせが多くなりました。
 学校からはじき出され、行き場をうしない、いわば「教育棄民」の状態に置かれた子どもたちの切実な声でした。
 なんとかしなければなりません。
 しかし、当時、私たちはそのための情報を持っていなかったのです。教育委員会に問い合わせても、なんら具体的な対策を用意していませんでした。逆に、教育委員会から紹介されたといって、不登校生のいる方からの進路相談が舞い込むありさまでした。
 そこで、私たちはゼロの状態から不登校生や中退者、あるいは学力不振者のための進学について独自の調査や情報収集、そして可能な限り足を使っての取材を行なうと共に、読者の方々や私塾の方々にも協力を仰ぎました。
 その結果、いろいろな方が情報を寄せてくださり、さまざまな道があり、ある程度の展望が持てることが段々とわかってきたのです。そして、その情報を確認すべく、 さらに取材に出向いたりもしました。そして、進路を求める子どもたちやその保護者の視点から、その取材記事を『ニコラ』に順次掲載していきました。
 さらに、「不登校生を受け入れている学校の様子をもっと知りたい」という読者の方々の要望に応えようと、翌一九九六年一二月一五日、埼玉において、第一回の「ユニークな学園の教育実践報告会&進路相談会」を開きました。
 私たちが取材する中で出会った学園の先生方に、学園の実際の様子や子どもたちとの関わりなどについて本音で語っていただいたのです。当日は大変な反響を呼び、定 員をはるかに超えた来場者で会場は立錐の余地もない状況を呈し、多くの方々に立ち見で聞いていただく結果となってしまいました。そして、参加者からは、
「この子に生きる道と光を与えてくれた」  
「もっと早くこのような道があることを知っていたら、もっと穏やかに過ごせたのに」
「明日から、生徒にもさらに明るい未来の話をより具体的にしてあげられる」
「実際に自分で見てみたい」
 など、子どもや保護者、そして教師の方からも、多数の反響が寄せられました。新聞報道を見た方から、その後もしばらく問い合わせは続きました。
 それ以来、私たちは不登校生や中退者などの進路や学びの場の情報だけでなく、子どもの育ちや学校教育の問題、教師、大人や親の問題などを、地域と地域、人と人の繋がりを広げていく中で、『ニコラ』を通じて発信し続けてきました。そして、少しずつですが、関東だけでなく全国にも読者が広がっていきました。
 不登校や中退をした子どもたちは、友だちとの交流や学びの場をなくし、ともする と自分の将来に希望をうしないがちです。そこで、私たちは是非とも、たとえ学校を離れたとしても、多様な進路や生き方があることを具体的に伝えたいと思いました。 そのためには、単なる案内書ではなく、その学校の方針や教職員の考え方、カリキュラムや授業の実際のありさま、そしてそこで学んでいる子どもたちの様子やその意見、卒業したあと、どうしているかなど、学園の全体像をなるべく詳細に記述するこ とを心がけました。
 そこに、私たちの取材でなければ得られなかった情報や視点が多少なりとも盛りこ まれているのではないかと思っております。それは、一度「こんなはずではなかった」と思っている子どもたちに、二度と同じ苦しみは味わって欲しくないと思うからです。ただし、ここで紹介しているのは、私たちが実際に取材した多くの学園のごく一部に過ぎません。誌面の都合もありますが、無責任な情報は伝えられない、私たちが納得がいくものしか伝えられないという、選択にあたって課した厳しい条件の結果でもあります。
 しかし、私たちの取材も決して完全ではありません。能力の限界もあるかもしれません。視野の貧しさもあるかもしれません。ですから、あくまでも子どもに合った学園を考える参考にしていただきたいと思っています。  
 かんじんなのは、もし本書の内容に興味を持ち、子どもが行ってみたいという関心を示したなら、自分の足で出かけ、自分の目で見、自分の耳で聞いてみることです。そして、最終的に判断するのは、保護者ではなく、子どもであるということです。

 

 

目 次

 

まえがき   自分に合う学校さがし 

 

1章 新しい「学校」を求めて

 新しい学びの場がそこにある

 子どもたちの夢はどこへ行ったのだろう

 「学校」が子どもをダメにしている!

 塀の中でしか通用しない規則や規律

 子どもたちにとって「学び」とはなにか

 「人材」ではなく、「人間」の育成を目指す

 新しい学びの場を求めて

 新しい考えの「学校」の誕生

 ・通信制高校

 ・高等専修学校

 ・技能連携校

 ・サポート校

 ・大検予備校

 ・定時制高校

 ・フリースクール 

 

2章 サポート校案内

 

東京文理学院高等部

 サポート校の草分け的存在

 誰からも信頼される細かな配慮

 多彩な選択科目の講座

 最初のサポート校発案者の思い

 せっかく人間に生まれてきたのだから

 生徒の自主性と生徒指導

 信頼され、熱意のある教員たち

 生徒たちの声

 成人した同窓生たち

 

東京国際学園高等部

 不登校の子は優秀である

 多様な経験と視野で教育に取り組む

 自分が自分らしくあれるように

 自ら率先して行動し発言する

 誰でもが安心して通えるように  

 生徒たちの声

 教職員について

 その他の活動

 ラオスの村で見たものは……

 

国際文化学園高等部

 自分に合う「学校」を見つけた子どもたち

 音楽コース選択の生徒たち

 

駿台学園高校定時制

 自分を生かし他を生かす

 学園の活動の概要

 変わるべきものと変わらざるべきもの

 教育実践報告会において

 生徒たちの本音・生の声

 和気あいあいのクラス作りを目標に

 

渋谷高等学院

 一クラス二五人、私服通学OK

 我が子の不登校体験から発起して

 三つの校則

 学院の特色

 特色ある総合・音楽コース

 カウンセラーとの協力関係の中で

 

東京共育学園高等部

 生徒四人、先生八人でスタート

 生徒との間に壁を作らずに

 少人数の特性を生かして

 社会の常識やルールを守れる人間に

 いいところも悪いところも見て欲しい

 

東京共育学園の卒業生たち

 卒業生が自信をもって「勧めたい」学園

 

JIA日本国際学園中等部・高等部

 中等部もある日本国際学園

 北海道生まれの理事長、勉強せずに野球に熱中

 海外で学ぶ家族愛と歴史観が子どもたちをたくましくする

 好きなものを中心に組み立てて

 修学旅行は自由行動で

 生徒たちの声

 中等部について

 

フリースクール・ぱいでぃあ

 当たり前のことが当たり前にできるように

 「ぱいでぃあ」が生まれるまで

 遊びと学びの統合による創造的な活動

 それぞれの持ち味が生かされて

 子どもの気持ちを第一に考えて

 社会参加できるように

 勉強も遊びもスポーツも

 

白根開善学校

 人里離れた山の上の学校

 山の上の学校での生活

 さまざまな声を拾って

 朝の高等部の教室

 白根開善学校の教育理念

 

 

あとがき

 

【全国・サポート校および関連学校一覧】

 

 

著者紹介

 馬場 章(ばば あきら)

昭和21年4月生まれ。昭和46年中央大学文学部卒業。昭和52年同大学院博士課程修了。進学塾での学習・進学指導経験を経て、昭和64年から地域に根ざした教育と文化を考える企画制作会社を主宰し、平成7年、子どもの学びと育ちを支援する月刊教育ネットワーク誌『ニコラ』を創刊、今日に至る。教育関係の取材の他、自らも教育実践報告会・教育講演会、子どものための学習会などを企画し、講演も行なう。

著書に「いってみないかこんな「高校」」「いってみないかこんな「学校」」(ハート出版)がある。

 

読者の声

 

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