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災害救助犬パズル


指示を待つ災害救助犬パズル


■ ノンフィクション ■



災害救助犬ものがたり


がれきの中のレスキュードッグたち



それでも犬たちは、私たち人間を捜し続ける――


ときにシリアスに、ときにコミカルに、
見習い救助犬と女性ハンドラーの
友情と成長を描いた感動のノンフィクション

すべての愛犬家と、働く犬の育成に
関心を持つ人たちにお勧めします。

本書の印税は、著者を通じて東日本大震災の救援活動に寄付されます。



このたびの東日本大震災で被害に遭われた皆さまへ。
私たちから温かい手を差し伸べるとともに、
一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

                ――スザンナ・チャールソン



ワシントン・ポスト紙も絶賛!

――真に勇敢な犬の話を読みたいなら、
この爽快な体験記をお勧めしたい



日本図書館協会選定図書


スザンナ・チャールソン 著 峰岸計羽 訳 2011.11.28 発行  

ISBN 978-4-89295-688-1 C0098 四六並製・408頁・定価 1980円(本体 1800円)

SCENT OF THE MISSING - Love & Partnership with a Search-and-Rescue Dog
by Susannah Charleson


災害救助犬


竜巻に襲われたオクラホマ州ムーアのがれきの中、捜索を行う災害救助犬

 

内容紹介

災害救助犬ものがたり
災害救助犬チームのアシスタントを経て、ハンドラー(訓練士)になった女性の体験記。

「災害救助犬チームは有償で働くプロの精鋭たち」と誤解している人は多い。現実には、災害救助犬チームの大半はNPO(非営利で社会貢献する組織)である。

メンバーや犬たちは資格を有する専門家ではあるものの、無報酬のボランティアだ。

これは、非常時に有志が駆けつけるという、アメリカの古くからのよき伝統の一部でもある。

本書では、著者が災害救助犬チームのアシスタントとして携わった、失踪者や災害現場での捜索の実態が描かれている(スペースシャトル・コロンビア号墜落事故の捜索では、著者は遺体の一部を発見している)。

そして、それと同時進行の形で、ハンドラーとしての著者と、災害救助犬見習いの子犬“パズル”のペアが、様々な訓練を経て成長し、その初陣を飾るまでが描かれていく。

ゴールデン・レトリーバーのパズルがやってきた当初、子犬特有の快活さが、保健所から引き取った先住犬や猫たちとのハプニングを招く。そのいたずらぶりに手を焼く著者だが、そのかわいさにあふれた描写からは、著者のパズルに対する愛情がにじみ出る。

先の思いやられるやんちゃなパズルだったが、現場に出るまでに、200回以上の模擬捜索が行われた。簡単なかくれんぼの形で始まる訓練も、次第にその難易度が高くなっていく。訓練とはいえ、実際の捜索を想定し、藪に覆われた原野、がれきの山、ダメージを受けた構造物、火災現場を想定した刺激臭の残る建物など様々な状況で行われる。

実際の捜索では、ハンドラーと救助犬のペアは一心同体とならなければならない。ハンドラーは犬の発するシグナルを読み取り、適切な判断を下す能力が求められる。ハンドラーの判断ミスは生存者に対する死刑宣告に等しいからだ。

著者は、捜索ミスに対する不安だけでなく、目の前にどんな危険が潜んでいるかわからない現場で、しかも暗闇の中を、最愛のパズルを前進させることにも不安を抱く。だが当のパズルはそんな著者の不安などお構いなしで、実に堂々としたもの。合図とともに爆発的に飛び出していく。パズルにとっては、この仕事が楽しくて楽しくて仕方がない。別のペアの「捜せ!」の合図にも勝手にパズルの筋肉が反応してしまうほどだ。

パズルと著者のペアの初陣は、失踪した知的障害のある老人の捜索だ。
気温の低下する中、半裸でさまようこの老人に、低体温症から意識喪失、そして死の危険が迫る。一刻も早く見つけなければならない…。

著者の単刀直入で大胆な描写は、犬たちの動作、表情、そしてその感情までを、読む人の脳裏に浮びあがらせる。
流産や離婚の過去を乗り越え、救助犬パズルとともに躍動した“生”を生きる女性の物語。



 

災害救助犬の様々な能力


災害救助犬の様々な能力

・エアセント犬
生きて動いている人間は、常に「ラフト」と呼ばれる微小な皮膚細胞のかけらを落としている。そのラフトが発する臭いの塊をたどるように訓練されたエアセント犬は、災害現場や原野での要救助者の捜索には欠かせない。短時間のうちに領域内で生存者の有無を判断できるし、広大な捜索区画の中から、複数でも単数でも負傷者を嗅ぎ取ることができる。動きの少ない赤ん坊や代謝率の低い高齢者などは、皮膚からはがれ落ちるラフトの数が少ない。それでも、徘徊のすえに草むらやがれきの中に入り込んで出られなくなったアルツハイマー患者を、エアセント犬が無事に捜し出したという事例は多い。作業するエアセント犬の動きはとても早く、鼻を上げて臭いの源へ近づいていく。

・トレーリング犬
ハンドラーは特定の人物の原臭(遺留品)を犬に嗅がせ、同じ臭いを捜し出すように命じる。犬は頭を上げも下げもするが、ひとたび、臭いを嗅ぎつけると、その人の動きをたどって、なるべく近くまでいこうとする。トレーリング犬は、吊り下げ装置で一度も地面に触れずに移動した人間の臭いでも追うことができる。

・トラッキング犬
人間に踏みならされた草や足跡といった複数の臭いを追いかける。優秀な犬は「コールド・セント犬」とも呼ばれ(コールド・セントとは微弱な臭いのこと)、何日も、場合によっては何週間も前の臭跡でも、あとから大勢の人間が通って臭いがまぜこぜになっても、それをたどることができる。

・死体捜索犬
人間の遺骸を捜し出すように訓練されている。つまり、遺体そのものや、皮膚、毛髪、骨、血液といった遺体の一部、または精液、尿、汗、腐敗臭などの入り混じった臭いの発生源を突き止めるのだ。人骨を探り当てることも、人の遺灰と動物の遺灰を嗅ぎ分けることもできる。場合によっては、一〇〇年も前に埋められた遺体でも見つけ出す。死体捜索犬の能力のすごさは、木の根元に埋まっている遺骸を見つけたときの行動によく現れている。光合成などの働きで人間の臭いを発している木があると、前足を上げてアラートするのだ。

・水難捜索犬
ボートの上から水死者を捜し出す。水難捜索犬が遺体の真上でアラートすることはまず不可能だが、臭いが最初に出ている水面の位置を特定することはできる。水の中の何を嗅ぎ取っているのかについては諸説ある──損傷のない遺体の内部で発生するガスだという人もいれば、それとは違う皮脂や皮膚などの人体そのものの臭いと腐敗臭だという人もいる──が、ダイバーや底引き網を投入する前に捜索範囲を絞り込むのに、水難捜索犬は非常に役立っている。




火災現場を模した訓練施設で臭いを嗅ぐ、生後12週のパズル


火災現場を模した訓練施設で臭いを嗅ぐ、生後12週のパズル

 

目 次



はじめに


1.見知らぬ町の少女

2.求む、優秀な相棒

3.人と犬の絆

4.子犬(パズル)が家にやってきた

5.やるせない一日

6.訓練開始

7.無給のプロ集団

8.水辺の遺体捜索

9.犬たちの家庭内戦争

10.すべてが破壊された町で

11.ベテラン救助犬の流儀

12.アルツハイマー

13.ただちに出動せよ

14.やんちゃな見習い救助犬

15.消えた少年

16.恐怖心の克服

17.毒ヘビに注意

18.危険な捜索現場

19.大いなる成長

20.検定試験への挑戦

21.クリアビルディング

22.がれき捜索の難しさ

23.スペースシャトル墜落事故

24.未来を信じて

25.パズルの初陣


エピローグ──救助犬たちの願い


災害救助犬パズル


検定試験をパスし、訓練捜索で隠れたカメラマンを見つけ出すパズル

 

「エピローグ」より抜粋

捜索分野のテクノロジーは驚くような進歩を遂げている。たとえば、ピンポイントで位置を特定できるGPS装置、水中の物体を探知するサイドスキャンソナー、超小型カメラ、超高感度マイクなどがそうだ。
だが、それでも犬による捜索救助活動は続けられている。司法当局も、ある種の捜索状況では、よく訓練された犬と、彼らが示す微妙なサインを読み解くことのできるハンドラーに代わるものはないと認めている。
救助犬チームは世界各地に存在し、他の捜索手段と協力しながら、あるときは天災や人災に見舞われた地域社会全体のために、また、あるときは失踪した一人の人間のために尽力している。
救助犬とハンドラーの多くは、こうした活動のために人生の最良の時期を捧げ、ケガでやむを得なくなったり、年齢で体力が低下したりしない限り、引退しない。彼らが一線を退くのは、パートナーどうしで延々と対話を繰り返したすえ、「もう充分」という無言のメッセージが発せられるときだけだ。

パズルと私は、今もコンビを組んでいて、パズルはどんな捜索でも喜んで参加しています、以上、終わり──と言いたいところだが、相変わらずパズルは、胸ほどの草丈の原野になると目の色を変える。
チームの同僚犬たちとともに、これまで、都市、原野、自然災害といった捜索に出動してきたが、得意のウルルルルで、作業区画の奥深くに潜んでいたレポーターを驚かせたこともある。
二〇〇六年には、仲間たちと特訓のすえ、テキサス州タスクフォース2という災害救援隊の検定試験にも見事合格した。

自宅では三年続きで、スカッピー、ソフィー、ウィスキーがこの世を去った。保健所から引き取られた彼らは、愛を知り、喜びを分かち合って、生をまっとうすることができた。猫たちはみな元気に育っている。フォクスル・ジャックとミスター・スプリッツルも、いまだにかくしゃくとしている。子犬パズルと彼らとの軋轢も今では昔話となり、彼らの中には高齢の犬たちへのいたわりの心だけが残ったようだ。
思い返せば、我が家を出入りするポメラニアンたちに、幼いパズルはどれだけ世話になったか分からない。子犬にものを教え、諭し、犬どうしの思いやりを学ばせてくれたのはポメラニアンたちだった。その上パズルは「粘りとおすこと」も学んだようだ。
二〇〇七年、捨てられていた子猫を見つけたときは、絶対に家に連れて帰るといって聞かなかった。こうして我が家に加わったシスルは、パズルの無二の親友となった。

体力と気力、ともに充実したパズルは、私にとって陽気な相棒であり、日々、いろいろなことを教えてくれる。私も彼女に何かしら与えているものと思いたい。ともに力を合わせてきたからこそ、単独ではできなかったことをなしとげられたのではないだろうか。

それにパズルは、根っからの救助犬なのだと思う。
最近、ある捜索で行方不明の子どもが無事発見されたとき、街灯の下を歩く少年に母親が駆け寄ったとたん、パズルはほかの犬たち同様、鼻先をヒョイと上げた。そういう瞬間、疲れと街の汚れでどんなにヨレヨレになっていても、救助犬はにわかに活気づき、鼻としっぽを動かし始める。少年の臭いをうれしそうに確認するその様子は、こう言わんばかりだった。
「よかった。君のこと、捜していたんだよ!」



朝の訓練を終えた生後11カ月のパズル
朝の訓練を終えた生後11カ月のパズル
著者とパズル
著者とパズル
著者とパズル
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ニュース

 

著者紹介

■ スザンナ・チャールソン(Susannah Charleson) ■

 

スザンナ・チャールソン(Susannah Charleson) テキサス州ダラスのボランティア捜索救助(SAR)チーム「メトロ地区レスキューK9(MARK-9)」の一員として、ゴールデン・レトリーバーの相棒「パズル」とともに、地区内、州内はもとより、他州での捜索活動に参加している。チームの広報担当でもあり、全米各地でSAR活動に関する講演をおこない、テレビやラジオなどメディアへの出演も多数。現在、救助犬パズルのほか、セラピー犬や放火探知犬、保健所から引き取った犬猫たちと一緒に暮らしている。
www.scentofthemissing.com


■ 訳者・峰岸計羽(みねぎし・かずは) ■


埼玉県生まれ。立教大学文学部英米文学科卒業。外資系製薬企業で秘書業務や実務翻訳に従事したのち、本格的に翻訳を学び、翻訳家に。別名での活動も含め、『天国にいったペットたち』『死ぬときに後悔しない「こころの遺産」の贈り方』(ともにハート出版)など、訳書多数。ペットの飼育歴も豊富。

 

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